ぷりすぽーにんぐ

 えっと釣りビジョンという釣り専門CATV系チャネルを見られるようになったのですが、出てくる人、みーんなスポーニングの概念、特にプリスポーンとそれに関係ない魚の違いについて「わかってねーなー」な番組が放送されております。その大きなみすあんだーすたんでぃんぐは食性についてです。
 いくらコンタクトポイントらしい、そのまんまな場所で釣ったとしても、その魚をプリスポーンとか言ってしまうのってチョー危険な解釈です。というかその解釈ができるぐらいスポーニングを誤解しているってある意味スバラシイのですが、そんな情報を流布しているのって自分としては「絶対に許さない」というか、バスフィッシングを考えていく上で良くない風潮だと考えています。

 さてプリスポーンの魚は基本的に食性の無くなった魚です。その魚に対して餌釣り的なサイズダウンを行ったルアーを入れても、それは食性で釣っていく釣りなわけですから効果がないと気がつくべきです。もしサイズダウンで小さなワームで釣っていくとなれば、それはプリスポーンの魚を釣る方法ではなく、食性がまだ残っているスポーニングに全く関係ない魚か、まだその雰囲気にならない魚になります。
 何が言いたいかというと、もし釣れていない状況で、食性がないのに食性に訴えかけるワームのサイズダウンとか愚行にもほどがありますということです。
 そして、「何で釣れないの?」という疑問に留めてくれていれば良いものなのですが、食性に訴えて釣った魚を「プリスポーンバス獲った」とか言っているのは、本当に誤解しか生まない危険な情報の流布です。デマがどうこう言ってる今の世間的に「それってどうなのよ?」という疑問を提示してみます。

 食性に訴えても、スポーニングでホルモンバランスが変わってお腹が減らないために通常の(食性に訴える)方法で釣れないから8番程度のブレードを装着したスピナーベイト、フルサイズクランクベイトという脳内でのカテゴリー分けができれば、たぶんプリスポーンの魚が釣れる人になれますし、それはプリスポーンの魚を狙って釣っているという前提を生み出しています。

 とりあえず食性に訴えて釣ったならその魚はプリスポーンの魚じゃありませんし、プリスポーンの魚を狙っているのにサイズダウンとか全く狙いとは逆行したことをしているということに気がつくべきですよとの、警鐘を鳴らすエントリーを作成してみました。

 変温動物であるバスが、水温が暖かくなって体の代謝が必然的に上がり、空腹を感じ、捕食するというタイプが日本では捕食対象の前提を考察しても最も多く存在します。大事なことなので何度でも言いますが、その魚はただ早春の魚であって、決してプリスポーンの魚ではありません。加えて野池という特殊な水域では最も捕食したい魚とプリスポーンの魚というのは区別しにくいのですが、通常の(捕食に頼る)方法で釣れにくくなったというサインがプリスポーン用の釣り方へ移行するタイミングです。
 さてこの前提に従ってブログランキングとやらに上位ランクされているブログを上からくいっくれびゅーしてみれば、多くのブログに対して「その魚ってプリスポーンの魚じゃ絶対ないじゃん」って言い切れるエントリーがい〜っぱい見られる偏見があります。ついでに、もう言わなくてもお分かりかとは思いますが、区別の方法は「ライトリグでないと釣れなかった」みたいに書いてるのに、その魚を「プリスポーン」って書いちゃう人です。

 個人的にスポーニングの魚を釣るのは気が引けるので、プリスポーンか捕食している魚のみに絞って釣ることを考えます。その際に選択されるルアーは

捕食
・ジャークベイト
・トップウォーター
 プリスポーン用のスピードであるスローに対して速めにすることで、本当に捕食が必要な魚のみを探すことが可能です。魚がルアーを追っかけてくるのがサインです。

プリスポーン
・8番ブレード付きスピナーベイト
・クランクベイト
 コンタクトポイントという岬など水深に変化の出やすい部分を、スピードはスローにという意識で釣るのですが、水深のない水域、特に野池に関しては捕食している魚とプリスポーンの魚という区別は非常に難しく、スピナーベイトをゆっくりリトリーブしても捕食対象の少なさから捕食したい魚が釣れる可能性が高くなります。それでも可能性を上げるという意味で8番ブレードを付けたスピナーベイトを投げる価値がないわけではありません。

 このように小さなルアーを鞄やボックスから出しておくことは、「プリスポーンのバスを釣る」という狙いには非常に道理に合った行動と選択ではありませんかと問いかけてみます。
 鼻で笑われるような知識を流布したり、それを何の検証もなく信じ込んだるするエントリーやユーザが減ることを祈るばかりですが、これって現在でも災害関係の情報に言われていることではありませんか?と良い歳したオトナたちに問いかけてみるなどしてみます。
 鼻で笑われない知識というのは、出典・引用のはっきりしたデータを示すことです。ついでに自分の生態学的リソースはこの本を使用しています。


 個人的なレビューとして「人の目がなぜ見えるのか?」という設問に「錐体」、「桿体」といった視細胞レベルで説明できる人向けの、知識がないと英語が読めても内容が理解できないようなことが(本の)導入部分となっています。
 自分にとって勉強とは情報に右往左往して醜態を晒すオトナにならないためだと以前申しましたが、まさにこういうことではありませんか。

"ルアーはべつにKVD1.5でなくとも良くないですか? choice"
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プリって・・・

初めまして。以前からROM専門で拝見しておりました。
コメントを頂戴致しましてありがとうございます。

ところで、日本でのプリスポーンの捉え方って、シーズナルパターンの理解の単純化が原因かと思います。
雑誌などでも、「冬が終わり、春がやってきて水が温めばスポーニング」ということしか書きませんから、スポーンするまでは全てがpre-spawnという扱いになっているように感じます。
「pre」の辞書訳「~の前の」について、「前」とはどこからのことを指すのか、明確に論じた雑誌記事を近年読んだ記憶はありません。

arb1200さんも過去に書いていらっしゃった、田辺さんの本の中での「プリのプリ」という表現を目にして、私は初めてそこの違いを学びました。

Re: プリって・・・

アングラー視点でプリスポーンというのは、スポーニングモードとなるホルモンバランスが変わって食性がなくなったバスのことを言っています。
つまり速巻きなどで追っかけてくるとなれば、それはまだ食性が残っているただの早春の魚(プリのプリ)、水温上昇によって代謝が上がってお腹が空いたバスだと思ってもらって大丈夫です。そしてライトリグにしてルアーをダウンサイズしたから釣れたというのも食性を背景にした釣り方ですから、基本的にプリスポーンを狙って釣る方法ではありませんし、プリスポーンではないと言って問題ありません。スポーニングのベッドフィッシングにスピニングタックルというのはまた別です。
 食性がなくなり、他の本能を刺激するためにビッグブレード(7~8番)装着のスピナーベイトであったり、フルサイズクランクベイトであったりするわけです。
 詳細な記事があるのでまた書こうと思いますが、KVDが2011クラシックで勝ったパターンは、スピナーベイトで釣っていた魚はお腹が空いていたバスで、3日目のクランクベイトをスローに巻いていたのは魚がプリスポーンに移行したからだと考えて間違いありません。

 このあたりの知識について嘆く理由がわかっていただけるだけでも幸いです。
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arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
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