無重力状態で長時間過ごすと、骨が圧迫されないから身長が伸びる。そして内臓も下がらないので、ウエストがキュッと細くなる。ダイエットしたい奴、宇宙へ行け!

 以前、非常に聡明な元雑誌ライターさんと英語でメールのやり取りをしたことがあるのですが、彼なりに感じていることはthe U.S.の雑誌ですら中身を広告だらけ、ほとんど広告だけにしたいという思惑があるということを教えてくださいました。そしてその思惑や流れに飽き飽きしているのも事実であることを打ち明けてくださいました。そこで個人的に分析するならば、優秀な編集者や書き手はアンチテーゼのように釣りの基本・初心を必ず書き、そのトピックで何が重要なのかを書きながらも渋々製品の広告・プロモーションを差し込むという手段に出ているのがいくつもの雑誌で確認できます。例えばBassmaster Magazineなどのsenior writerを名乗る優秀な書き手達はそういったプロモーションだけにならないようにせめぎ合いをしているように感じられます。残念ながら新しい書き手やそれほど優秀と思えない書き手しかいない雑誌は広告だけ、プロモーションだけにしたい思惑のある勢力に負けている記事が多く見られ個人的に購入する気にもならなくなってしまっています。
 そのような思惑が完全に蔓延ってしまっているのは日本であることに間違いありません。プロモーションとして成功しているように見えなくもありませんが、流行っては飽きてを繰り返している様を見れば、釣りを趣味として定着させようとする態度が見えない様を見れば、成功しているとは言えないと考えています。

 自分に役立つものを読めるという能力には、そこに至るまでにそういったことが書かれている資料を見つけ出すという感性が必要となります。ある意味で当ブログに到達した読者がここで情報収集を終えているのだとすれば、その人達は非常に惜しい存在であると言えます。さて、正直バス・フィッシングに関した資料を集めようとすると、基本的に「タイトル、著者、出版社、出版年」といった4種類の情報しかないことがあります。CDなどで言われるジャケ買いすらできない書籍の方が多かったりします。好意で素晴らしい書籍だと紹介してくれているBass Fishing Archivesの方々もいますが、基本はその4情報から自分が探し求めているであろう情報が掲載されている可能性が高い資料を探し出さなければなりません。たった4種類で何がわかるのかと言えばその通りなのですが、しかし、面白いことに論文などを作成するためにこういった資料集めをすればするほど鼻が利くようになります。たったそれだけの情報であるのにも関わらず、何となくコレだろうという推察から、自分が探し求めていた情報が書いてある資料に一直線に辿り着けるようになるのです。これこそ英語圏で言う正しい意味でのsixth senseこと第六感なのですが、釣りにも同様の感性を使うのは言うまでもありません。すなわち何かしらの感性を研ぎすますことがいかに重要なのかという話です。

 さてそんな英語で資料を漁っているといくつか非常に面白い指標または定義に触れることができます。例えば当ブログ内で取り上げたことのあるのは昨年のものですが、水の透明度についてです。日本であれば「クリア、ステイン、マッディ」とせいぜい3種に分類するわけですが、本国の文化では"Clear, Stained, Dingy, Muddy"と4種に分類します。DingyとMuddyの違いについて説明できる、その違いが重要だと意識している感性の鋭い日本人なんてきっとどこにも存在しないという偏見があります。
 その水の透明度についても散々言い続けなければきっと定着すらしないのだという偏見もありますが、今年はまたそれに定義を追加しておこうと思います。地質の構成、英語ならばbottom compositionといったところです。
 読む資料の書き手や編集者が優れていれば、いくつかの語彙を記していますし、勉強する態度を常に持ち合わせていれば全ての語彙を釣り関連の資料のみから読んだことがあるはずです。仮に見たこともないのだとすれば、まだまだ資料集め、情報収集そのものが足りていないということです。
 さてその定義についてはアメリカ合衆国政府のサイト、U.S. Geological Surveyから入手することができます。日本での学問的分類も同じであるは確認済みです。以下に簡易的なchart,表を掲載しておきます。

ClassificationParticle size(diameter)
Boulder256 mm以上
Cobble64-256 mm
Pebble4-64 mm
Gravel2-4 mm
Very coarse sand1-2 mm
Coarse sand0.5-1 mm
Medium sand0.25-0.5 mm
Fine sand0.125-0.25 mm
Very fine sand0.062-0.125mm
Silt0.004-0.062 mm
Clay0.004mm 以下

 英語で釣りの資料収集すると書き手の学識や優秀さで、"boulder, cobble, pebble, gravel(or pea gravel), sand, silt, clay(or mud)"という語彙を書籍であれば1冊でほとんどを見ることができるはずです。言葉の淘汰で最新の書籍や雑誌に記される分類を考えると"boulder, gravel, sand, silt"といった4種になります。
 日本での区分を見ると『岩石学辞典』から引用されているものを見ると「礫」というのが正しい語彙となります。Granuleとはグラニュー糖という言葉のグラニューと同義です。従ってグラニュー糖ぐらいの粒度という表現はgravelとかgranuleと言うよりも共通認識として通じやすい語彙だということです。このように身近なものに例えるのも書き手の腕の見せ所です。
 当ブログでは"boulder"を「巨石」と訳したり、"gravel"を「砂利」と訳しています。"cobble, pebble"となれば、実際は専門用語として「大礫、中礫」がありますが、専門用語で伝わらないことを考慮し訳しようがないと判断して粒度の大小を修飾語として付けた砂利と表現した記憶があります。また"silt"はそのまま表記すると共に「沈泥」という語も用いてきました。"Sand"はそのまま「砂」、"clay"も「粘土」としています。
 日本語では、メディアでこのあたりの語彙が一切使用されていないという偏見がありますが、言葉を尽くすなりイラスト、写真にするなどで読者側へその微妙な差異を伝えるのが本来の役割なはずです。しかし、そんな微妙な差異を気にして釣りをしている人、本物のflippersなんて日本にまず存在しないことがそういった語彙が使われない根本的な理由となっているという偏見もあります。

 本来こういった定義がある中で、普通に英語圏の彼らはそれらを共通認識として書いているということを考えると本当に日本の学識への感心の低さが伺い知れるところです。仮に共通認識でなかったとしても、terminology, specialized glossary, 専門用語集としてdefinition/定義を示す態度を持つことが学識への感心につながるわけです。それを諦めてしまっている時点で学識についての将来性は皆無です。ある意味でこんなことを日本人に言ったところで彼らが態度を変えたりすることもないわけで、何の役にも立たないことを考えれば、本来は英語で書き記し英語圏の人間への再認識してもらうという注意喚起とするべきですが、きっと表からその当著者の思惑を汲み取ってくれる優秀な人がいることを確信するには及ばないまでも信じていたりします。
 さてユーザ側がこれらをどう取り扱うべきなのかといえば、普通の釣りの会話で例えば「今日の釣果を考えるとgravelよりcobbleの方が良かった。」などとnuance/ニュアンス・微妙な差異を共通認識としてみるということです。他にも「やっぱり産卵床をつくる場所のボトムはsiltではなくsandだな。」とか「魚はsilt系の底だと基本長時間そこへ居着かない、回遊だけになるよね。」といった例示するだけでもその内容の濃さ、学識の高さが確実に自分だけではなく周囲の意識(学識への感心)まで変えることができる可能性を示唆したいという点にあります。根底にあれば良いのは、単純にそんな共通認識で会話できると非常に楽しいというただそれだけのことです。

 目の前にある非常に細かい違いを見る感性をRick Clunnなんかは"Art of Angling"の番組内で"flippers vision"なんていう言い方で分類をしています。ザリガニが1匹わずかに口を動かしているなどの細かい観察力のことです。逆に広義に見る感性、次にキャストするスポットを見る力や遠くで小魚がバスに追い立てられて水面がざわついている瞬間を見る力を"casters vision"と言っています。両方に利点と欠点があるわけですが、Rick Clunnはその両方を備えるべきだと結論付けています。Rickの戦績を考えればDee ThomasからGary Klein, Denny Brauer, Tommy Biffleなど本物のflipperと対戦してきた歴史があるわけで、こういった微妙な差異を見極める感性も確実に必要になってくる反面、それだけではない広い視点で目の前の自然環境を見る観察力も備えて初めて彼らに勝てることを知っていることを考慮すれば金言であり、非常に重要な視点の分類です。
Episode 9: Art of Angling; Rick Clunn describes the differences between wide vision and tunnel vision.
"Which is most impoertant?","BOTH!"
 微妙な差異に注意する感性の鋭さを持ち合わせながら、次にキャスティングするスポットを見ながら沖側でボイルなど起こっていないかなどにも気にかけられる感性の鋭さも持つためにはボートから釣りをするしかありません。確実にオカッパリこと岸からしか釣りをしていない人にこの両方の感性が備わることなどありません。感性がそれなりに良くてflipper vision止まりです。この想定の時点で今回のbottom compositionについてcaster visionを持ちながらも、紹介した語彙を使っての会話ができる日がすぐに訪れないことを自分で示唆してしまっていますが、いずれそのような会話が当著者との間で、1人でもできるようになるのであればほぼ達成したと言っても過言ではありません。
 今回の件から学ぶべきことは、微妙な差異を示すことができる語彙についてもっと興味を持つことで自分の釣りをより発展させることができるということです。

苺はあの赤くて甘いところは本当は実じゃないんだ。苺の実とは周りについてる小っちゃいツブツブの方なんだな。ある意味がっかりだろ。

 昔々日本では、一時的な流行で世界に一つだけの花という歌がもてはやされたことがあるのですが、生物学的に考えて全く同じ遺伝子または同じDNA配列を持った生き物などわざわざクローン技術を使用しない限り存在しません。そんな私とあなたが違うという当たり前のこともわからないのは馬鹿でしかないんだという主張をしておこうと思います。
 しかし、その遺伝子の配列が微妙に違う個体が集まった場合、その中には確実に一定の似通ったパターンまたは共通項が出てきます。仮に人でそれを例えるならば、その共通項を「文化」と言います。私とあなたは違う、100人居れば100人全員が違うという当たり前の中に何かしら似通った行動パターンであったり、共通項があるわけです。これは当ブログでいえば、ラージマウスやスモールマウス、スポテッドといったブラック・バスにも言えることです。100尾生息していれば、100尾全ての魚のDNA配列はクローン技術を用いないかぎり違いがあります。それでもそのグループを観察すれば春には産卵する個体が多数派になるし、夏場には少しでも水温が適水温に近く溶存酸素も適当な場所へ移動する個体が多数派になるというように生活に似通った様式が見えてきます。これがバス・フィッシングにおいても、他の釣りにおいてもアングラー達が追い求め続けているパターン・フィッシングを支える基盤です。
 そんな当たり前のことを理解している人が少ないことはその歌が流行したことからも明らかですが、その昔当ブログにも次のようなことを言ってきた輩が居ました。「単純に考えても全く同じ季節、場所、水質、水温、風速、風向き…等々全てが一致する事など自然界ではあり得ない」従って「人を批判するな。」という論点がズレたことを言われました。先に述べたように、生物の個体で言えばクローン技術でも使用しないかぎりは全てが一致することなどありません。それは大事なことなので何度でも言うように当たり前のことです。しかし、その一致しない中にとある共通する事象が生まれるのは人の「文化」同様、バス・フィッシングにも「パターン」として出てくるのもまた当たり前のことなのです。バス・フィッシングに携わっている者がそれを理解しないでバス・フィッシングをしているのだとすれば、「パターン・フィッシング」への批判でありその「パターン」を体系化した人々への批判にもつながり、加えて「釣られた魚が気の毒だぜ」という主張もしておこうと思います。
 本当にこの釣りの世界っていうのは誰かが誰かを「批判」することを許さない世界であるということに何の疑問も持たない連中だらけだという現状が見てとれます。そんな批判を許さない連中を煽るだけ煽るならば、「当著者は批判をしたことはありません。評価しただけです。」なんていかにも政治家が言いそうな返しをすると良いという偏見があります。良い子にしているときは目を瞑っているのだから、グレた今はそんな輩の心に傷跡を残すだけのことです。そもそも「人が人を批判するものではない」と言っている張本人が批判していることに対して当著者はその矛盾に批判を向けます。東京都の輩とか埼玉県の輩とか関東ってそういう人の怒りをわざわざ引き出そうとする連中の巣窟なんでしょうか。そもそも元が田舎モンといった輩が都市部で調子に乗っているだけという偏見もあります。ねぇねぇ・春・日・部・の・で・り・へ・るって何それオイシイ?あ・く・あ・が・ー・る・だっけ?ねぇねぇ?まあ、一杯食わされているのは書き込んでる当の本人だけどな。連中の悪意ある背景、意図は理解していますが、これだけ煽って炙り出されるとすればそういうことなのでしょう。
 それにしてもそんな「当たり前」のことを理解していないのが大学生ぐらいならきっと良い教授に諭されることも望めますが、それが年齢だけ重ねた世界に一つだけの花をもてはやした連中だと思うと背筋が凍ることをとっくに超えて笑えてくるという偏見もあります。
 If there is god, I ask one thing. There will be receive divine punishment for people who disturbing all things about liberty.

 さて、自分で書いたことに自分でツッコミを入れなければいけないということほど悲しいことはないという気分に共感が得られない偏見があるのですが、ラジオはよくわかりませんがストレート方式よりやっぱりスーパーヘテロダイン方式の方がいいと思いますという形式で色について書いたことについてです。誰もツッコミや反論をくれないために自分でツッコミを入れなければいけないということです。

 Fool-a-Fishという名の製品で、アトラクタント・スプレーの類いのその論拠としているページがあります。
http://www.halibut.net/What-Fish-See.htm
 これも最近よくあるUVを反射するとかいうアレです。なかなかよくできた書き方だと思います。彼らが根拠としているのは、紫外線が透明度の高い海では200メートル(700ft)の水深まで届くという理論です。光線の話の前にダーウィン理論を使って、深い水深に魚が生息しているがその魚類が目を保有していることに端を発します。仮に光が届いていないのだとすればドウクツギョのように目が退化してしまうという理論です。
 次に可視光線が水面から40フィートで完全に吸収されてしまうことを説明し、そこからX線の話へとなります。X線は物質、個体を透過するという性質があるのは医学知識に欠けていてもレントゲンという語彙からその仕組みをある程度知っているかと思います。もう少し詳しく理解するために、紫外線は4種類に分けられることも知っておかなければなりません。UVA(400-320nm ), UVB(320-280nm), UVCとUVD(280-10nm)となり10nmから0.1nmの光線はx-rayことX線になります。ただし、生物に有害なUVCやUVDまたX線はオゾン層や大気が吸収します。
 ここでもう一度生物の進化過程としてほ乳類を除いて紫外線を識別する生物が存在することを説明します。そして海から全ての生物が生まれたという過程から魚の目も、UVAの400-320nmの波長で特に360nm周辺の波長が量子論として電磁エネルギーとして、紫外線を利用しているのだという理論に行き着きます。

 しかし、よく検証してみるといくつか魚の生理学がスキップされていたりなどトンデモ理論になってしまっているところがなかろうかということです。
http://www.underwaterfishinglights.net/What-Fish-See.htm
 釣りだけに絞ってもこの手の話は検索すればするだけ出てきます。
 きっと先の彼らはラージマウスがblindこと盲目であったとしても実は生きていけるという事実を知らなかった可能性が高いという点があります。文字通り2個ある目が仮に両方機能しなかったとしても側線に内耳といった機能を発達させて生きていくことができる生物であるということが報告されています。その時点で魚釣るのにカラー関係ないじゃんと思った感性の鋭い人はある意味正解に限りなく近づけているという偏見があります。
 そして淡水に限って言えば、この投稿でも主張したように、DOMで紫外線が吸収されてしまうという事実です。加えて言えば、この冬という時期にため池だとか、ボートからでも50ftぐらいで小さなラージマウスを釣り上げると夏場にはあんなに緑色をしている体色の背部分がグレーとなり、印象としては真っ白な魚が釣れるという事実があります。「紫外線届いてないじゃん。」とはそのままの感想であり、仮に量子論で電磁エネルギーが届いていてもラージマウスはそれを受け取って日焼けしていないのだから紫外線を使っていないということにもなるということです。どんな生物でも海から生まれたのだから紫外線を使っている生物が存在しているという理論に反対する気は毛頭もありませんし、事実鳥類がそうであることも確認されているわけですが、釣りの世界でことブラック・バスには当てはまる節がないという結論になってしまいます。海の魚ならばまだ可能性があると言いたいところですが、都市近郊の海が富栄養化でDOMが高めであることを踏まえると、この手の製品を有効に使用できる状況というのは少ないことが考察できます。従って、どの状況でも効果がないという結論には至りませんが、先に言う魚の生理学からわかることと日本の釣り環境や淡水域の釣りを考慮すればそこへは効果がない可能性が極めて高いという結論です。
 ついでですが、先のリンクのこれのパラグラフNに書かれていることをそろそろ理解しておくべきです。
“Black Light” fluorescence does not measure ultraviolet light.
「ブラック・ライト」の光では紫外線を計ることはできません。
 ブラック・ライトは可視光線の紫と不可視の紫外線の長波側を放つことをデザインされた機器です。この機器は素材の15%の蛍光を発します。蛍光性は科学的に長波のエネルギーの一部の放射線から受ける高エネルギー短波の分子吸収であると定義されます。ブラック・ライトのテストに(Fool-a-Fishの件に)科学的な関連性はありません。蛍光素材からの可視光線は700-400nmの範囲のものです。また蛍光灯は人の可視光線の別の選択肢であり、物理法則としてその全ての可視光線の透過を40フィートの水深までに制限します。

 可視光線の限界の400nmまでですから、やはりそこから先が見えるという実験にはならないという意味です。この手の製品はブラック・ライトを当ててその効果を売るしかないのでしょうが、科学的根拠がないことを理解しておく必要性があるという意味です。そして、以前の投稿にあるようにラージマウスが仮に紫外線を見分けられたとしても1歳までしか紫外線を識別する錐体細胞を持たず成長するごとに失われていくという観察結果も忘れたくないところです。

 ラージマウスは盲目でも生きていける。大事なことなので今2回言いました。故に、カラーに悩む前にしなければいけないことはその日その瞬間釣れる水深ことゾーンとスピードを絞り込んでいく作業です。
 そうは言うものの、それはあくまで初心者へ向けた言葉であり、カラーを選択することを諦めたり、カラー・パターンを試行錯誤することを辞めてしまってはいけません。あくまで重要な要素が先のゾーンとスピードであり、パズルで例える最後のピースぐらいがカラーということです。パズルを1ピースも欠かさずに完璧な姿に完成させたいというのがアングラーの意図としては正しいと考えています。「パターン」があるけれどもパズルを完成させるには至らない、その思い通りという完璧さが最も困難だからこそ飽きずに何度も釣行へ出かけることができるという後ろ盾のことです。
 それでもルアーだとか道具のことばっかりで魚のことへ目を向けない人達だらけなのだから、カラーも同様に、それらを考慮する前に考慮することがあるというのは大事なことなので何度でも言っておかなければなりません。
 カラーに関する基準をどうすればある程度効率的に学べるのかという質問には、この投稿内のPDFを印刷するなり詳細まで理解しつつ、カラーセレクターを購入して検証してしまい、それを基盤に自分の中で体系的に整理することだと答えます。

ウグイスの「ホーホケキョ」の最初の「ホー」は息を吸う時に出る音なんだ。つまり本当の泣き声は「ホケキョ」だ。日蓮上人もビックリだ。

 連投できるのは先を見据えて書き溜めたからに他なりませんがきっとここで力尽きます。新年早々当ブログが何をトピックに書いているのか確認する読者も相当な人達だと思います。さて、前回のエントリーで散々色に関する記事っていうのが正しく理解されていないのかという紹介をしました。そこで釣り動画の整理がてらにふとLindner's Angling Edge2011 Episode #3: Electronic Technologyを冒頭だけ見て思い出したわけです。
Color-C-Lector
 カラーセレクターですが、それなりに釣りに触れている長さ程度しか誇れることがない人達でも知っている物かと思われます。しかし、誰もその中身に触れてこなかったのは間違いありません。むしろ今では馬鹿にされている偏見すらあります。調査した上で調査の限界点も示した非常に優秀な資料としての価値が高い機器であるにも関わらずという意味です。本題へといく前にもう一度整理しておきましょう。

 まず釣りの世界であっても研究が自由研究に留まってしまう根本的な問題を3点挙げ直しましょう。
1.研究の背景となる知識が世界最先端まで届いていない。
2.調査デザインとか解析に関する知識が戦前レベルである。
3.そもそも「それが明らかになったとしてどんな良いことがあるか」の論理が通ってない。
 何を研究するにしてもこれらを脱しようと努力するとかせめぎあう意図がなければただの自由研究だと批判されて然るべきです。何のための国立大へのコストなのかということです。

 まずColor-C-Lectorを製作したのはDr.Loren G. Hillです。U.S. patentを取得しているため、実はその全貌を知ることができます。
http://www.freepatentsonline.com/4693028.html
 これを読んで引用されているものを含めれば1か月ぐらい余裕で楽しめそうな内容があります。
[PDF]http://www.freepatentsonline.com/4693028.pdf
 きっとこの内容を読むことが可能であれば、ルアーのカラーについて書かれたどんな記事よりも有益であるということを当著者が保証します。ただし、注意事項としては、1984年には販売していて1987年に特許として認められたものですから世界最先端であったのはその当時であるということです。それでも日本には以下のような論文がありました。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003160531
 以前著書を紹介したことのある川村軍蔵氏が関わっている論文です。リンク先で中身をPDFで閲覧することができます。この研究自体を非難するべきなのか微妙なところですが、これが書かれたのが2000年だということです。この論文から13年も前にLoren G. Hillがやったこと無視かよとツッコミを入れずにはいられないという意味です。
 知らなかったの一言に尽きると思われますが、TABLE Ⅱにおいて水の透明度にclear sky,overcast(晴れ、曇り)さらに早朝から夕方の5:00-20:30で時間帯を区分したといった条件を考察していたDr.Lorenのshrewd具合に敬意を示さずにはいられません。そして、日本にはやはりその手の知識が圧倒的に足りていないことが理解できます。それが英語ができないが故なのか英語以前の国語の問題といったリテラシーの問題なのか、調査デザインと解析に関する知識の欠如なのか読み比べてみると理解できるかと思います。この例であれば日本水産学会へ向ける目は厳しくあるべきです。
 さてDr.Lorenは既に2008年に他界しています。もう誰も、彼にその理論について質問することも、または彼のそこへかけた情熱を伝えることさえも叶わないのです。彼の最後の仕事と言えば、BSX Biosonicでした。
 確か川村氏もそういった魚に訴えかける音の機器に関してこの新書で触れているので、知らなかったとは思えないのですが、いまいち先述の論文に反映されているように思えないところが残念です。しかし、GTことトレバリーの釣りに使用して効果を上げたが、釣り人から支持が得られなかったといった触れ方だったので、やっぱり知らなかったのかもしれません。
 BSX Biosonicで思い出されることといえば、それを散々宣伝したKevin VanDamです。今でも名前をHydrowaveと変えてKVD modelも販売されています。見方を変えればGTで効果を上げているのだからラージマウス、スモールマウス、スポテッド問わずに効果があって何の不思議もありません。さらにKVDで言えば、仮に日本のその論文を引用して考察するのならば、水中が溶解性有機物ことDOMによって水に色がついた、濁りが入ったと仮定して背景をgreenとするとwhiteが25%と最も反応が良いわけですが、その次に同率の21%でgreenとblueがあります。気がつく人は気がつくはずですが、ルアーのカラー・ラインナップとしてSexy ShadやCitrus Shadが実験結果などなくてもそのまま釣果に結びついた定番カラーとなっているという事実のことです。さらにColor-C-Lectorの方に戻ればOrangeだとかYellowだとか、Sexy Shadにはラメが散りばめられ、Citrus Shadにはsilverが使用される、いわゆるそれらのアクセント、差し色が効果的である状況を示すものがあります。ついでに日本語の方の論文に戻れば、コントラストだとか見やすさが摂餌に影響していると結論付けていることからColor-C-Lectorの有効性を説く、または肯定することになっています。そんな日本語の論文を使わなくても最初からカラーセレクターの特許の内容だけで十分だったというのはコストを使った人達には内緒です。
 Color-C-Lectorの元になった[PDF]Color guide for fishing luresから引用すれば、こちらもトピックとして見やすさに注目していることからも間違いありません。
 こんなことを深く調査してみるとKevin VanDamという人物には憧れとかではない、何か親近感を抱くのが当著者です。「そうそう、そうなんだよ。」という共感から生まれる親しみです。そして最終的に敬意を払うのはそういった学問的に整理したことを発表する情熱がひしひしと伝わってくる博士達になったりするわけです。いわゆる体系化されているということが大切で、それは学や知性があれば誰にでも理解できるようなかたちになっているということでもあります。ショーモナイ連中が適当に釣れたからとか言っただけではない非常に理路整然とした文章であるということです。

 ここまで読んだ人にはhypeだとか眉唾だとか言われないという偏見があります。本当に知っていれば知っているほどにAvid AnglerとBassmaster.comの記事で紹介されただけの人物であることが理解できます。そもそもラージマウスにしてもスモールマウスにしてもスポッツにしてもbassという魚種がopportunistic feederであるという前提がなければこれを読んでもまだ色に魔法があるかのような錯覚と誤解を流布し続けるという偏見があります。鱸での実験結果も同じopportunistic feederであるということが伺えるわけですが、目の前に可視物がくればという意味でルアーなんて何でも良いという発想にならないことが一番の不思議なわけです。そして、大事なことなので何度でも言っていますが、ルアー・フィッシングで最も大切なのは色ではなく釣りをするdepth/水深・ゾーンとspeedの方です。あくまで色に関して何とか魚に視覚で気がついてもらおうとするアングラーからの仕掛けの一環でしかありません。
 本当に大事なことなので何度でも言いますが、ゾーンとスピードの方が最優先事項なわけですが、こういったことを調べるほどに本物のルアー・デザイナーたちというのは非常に聡明であったことも理解できます。例えば、どの文献だったのか失念してしまったのですが、完全なtrasparet colorことクリア・カラーまたは透明なルアー・ベイトが釣れることを世界で最初に主張したのはFred Arbogastのデザイナーであったことを思い出します。さらに日本のその論文を使用するならば、背景が赤という状況を赤またはbrownといった濁りやタンニン酸が入った水に置き換えそのtrasparentが有効であることを考察すれば、SmithwickがそのカラーをLouisiana Specialと称してRattlin Rogueで採用し販売した理由も理解できます。よくヒロ内藤さんなどが紹介する「見える・見えない」といった仕掛けを、今回の場合で言えば魚から「見えにくい、見えやすい」色をルアー・カラーに組み込むのもまたコントラストという意味で肯定でき、アングラーとしての心、意図、自負と何ら食い違いません。これらを正しく理解して調査の限界も含めた妥当な解釈に落とし込める人が一番社会で役立つのだと言う偏見がありますが、それ以前のリテラシー的な問題で調査を挫折した人達が死屍累々となっているという偏見があります。
 ここまで力説すれば、少なからず読解力があれば、Color-C-Lectorが革新的機器であったことが理解できるはずです。確かに当時抱き合わせで売られていたColor-C-Lectorカラーは単色のイメージを持つものばかりだったかもしれません。しかし、いくつかこういった調査を入れると魚にとって何かしら見えやすい色をメイン・カラーや差し色のどこかに使うのが最も効率的であり合理的だという解釈につながります。例えばソフト・プラスティックのカラーとして定番のWatermelonにRed flakeを入れるのはColor-C-Lectorで見るといつ効果的にその差し色としてのredがいきてくるのか理解できるはずです。そこで出てくる結論として、Color-C-Lectorもそういった解釈ができていれば今でも自分の中でカラーを整理・体系化するときに非常に便利な機器であるということです。その妥当な解釈ができていない、ここまで当ブログを読むけれどリテラシーのない人には無用の長物でしかありません。

 もう一度問題点を復習しておきましょう。ルアー・カラーを考える上で、3.そもそも「それが明らかになったとしてどんな良いことがあるか」という問いには釣果とそれに関する充足感だとか産業的な無駄も省くことができることから、社会奉仕的な意味でも経済的な意味でも肯定できます。しかし、以下の2点が明らかに足りていないということです。
1.研究の背景となる知識が世界最先端まで届いていない。
2.調査デザインとか解析に関する知識が戦前レベルである。
 書けば書くほどに、古いメディアで肩書き商売している連中っていうのは、基礎的な英語力と英語以前の国語力がないから論文一本読んで理解するのすら大変で、聞きかじった知識から妄想繰り広げるとこからしか研究始められない的な典型例にしか見えてこなくなってきました。実際、Color-C-LectorとかBiosonicをディスった大先生と自称「ルアー」ビルダーというソフト・プラスティックでしか釣りのできない人がいたような気がしますがきっと異世界の出来事だったに違いありません。あとトピックを読み違えてはいけないこととして、Dr.Lorenの先見性と体系化した内容、それにかけた情熱を讃えているのであって、Color-C-Lectorを買った方が良いとかHydrowaveを買った方が良いとかいうトピックではありません。それぐらいの意気込みを持って自分の釣りの体系化とそれをするための調査をするべきであるというトピックです。わざとそういった誤解や曲解で自分のそれまでの愚行を肯定する連中がいるという偏見があるということです。
 以上のことから、読者の皆様はいつかは手をつけなければいけない問題点を洗えたでしょうか。重要な3点の問題は別に釣りだけに限る必要はなかったりします。当ブログは世間が浮かれているときほど鋭く切り込む、異世界のような優しい場所ではないことを忘れない方が賢明です。
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arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

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