何人か鏡を把りて魔ならざる者ある。魔を照すにあらず、造る也。即ち鏡は、瞥見す可きものなり、熟視す可きものにあらず。

 そもそも多くの人たちにとってブログというのはプレゼンテーションの場であるはずですが、どうしてこう日本のバス釣りのそういった場はプレゼンテーションの場とならないのでしょうか。
 さて、英語でジャーナルを読み慣れた人であれば、もしくは英語でジャーナルを書く訓練を受けた人であれば、別に手法の名前なんか知らなくても自然とそう書いたり、読解の補助に使用する、ある種のルールが存在するという話題を少し述べました。そのルールにわざわざ付けられた大げさな名前があったようなので、紹介しておこうと思います。

 簡単にjournal/日記、記事というのは3つの構成になっています。序文、説明、結論が基本構成で、英文であればほぼ間違いなく序文に結論が書いてあります。
 こういったルールは新聞にも似たような手法が使用されていて、「見出し、リード、本文」と3種類のサイズの文字を使用して見出しはセンセーショナルに白抜き文字を使い、リードには事の概要を制限のある空間の中で伝え、本文には事の詳細が書かれています。新聞なんて一語一句全て読み切るものではないでしょうから、基本的に一面の「見出し」を見て、事の概要が知りたければ「リード」を読めば内容は理解できるはずです。そこからさらに詳細に興味があれば、本文を読み始めるという、新聞にも読み方があるということです。このようにリードだけ読んで、一語一句読まなくともその日1日の大きなニュースを把握できるようにしてあるのです。
 こういったルールがジャーナルにおいても存在するということで、bassmaster.comのジャーナルを読むときに応用できるということです。
 先に手法の名称を記述しておきます。「PREP法」と「SDS法」と言うらしいです。大げさな名前がついています。ビジネスマンを自称したい人たち向けにこういった手法を解説するペラい本が売られているようですが、これってそもそも一般常識として学校で習うことなのですが、どうもそういう自称したい人たちほど見た目だけで中身が伴っていないようです。PREPというのは、「Point=話のポイント、結論、Reason=理由、Example=例、Point=(再び)結論」と頭文字をとったらprepare/準備とかの略称と重なって丁度良かったとかそういうものです。内容は文頭と全く同じことを言っているだけです。SDSとは「Summary, Detail, Summary」の略だそうで「要約、詳細、要約」という表現方法をちょっと変えただけで中身は同じです。このジャーナルはどちらの手法で書かれているとかいう解説をしようものなら、そんな話はドーデモイイにもほどがあるということです。検索すれば、そういうペラい本を欲しがるペラい人向けの解説ページがいくらでもありますから読んで笑いのネタにでもしてください。
 何度も言うようにジャーナルにはこういったルールがあります。大抵、人はタイトルで読むか否かを決定します。次に最初のパラグラフ、手法にあるPだのSだのといった文章を読んで読者側はその中身に興味があるか否かを決定します。興味が無ければ次のタイトルにアクセスすれば良いですし、興味があれば手法のRとE,Dとかいう文面で見れば真ん中に位置するパラグラフを読みます。そして最後に再び結論を再確認させられて内容を理解するわけです。つまり、最初のパラグラフを読んでも興味がない場合や、最初のパラグラフだけでは結論が見えなかったりした場合は、文末のパラグラフを読んで内容だけはしっかり理解しておくことができるということでもあります。個人的には内容に興味がないのが最初からわかっていても読む場合はこのように冒頭と文末のパラグラフで結論として何が言いたいのかを把握するわけです。
 そう考えると当ブログほど人にわざと読ませないように仕掛けていることに気がつくしょうか。繋がるのか繋がらないのか読解力や想像力がないと意味不明なタイトル、そして内容に沿わないように見せかけた文頭・最初のパラグラフといった仕掛けが満載です。それはもう限られた読者しか残っていかない仕組みです。

 例を挙げた方が良いかもしれないので、適当なジャーナルを挙げておきましょう。
http://www.bassmaster.com/blog/weighting-hard-baits
 例えばKVDのこのジャーナルです。タイトルが"VanDam's Tip of the Week ; Weighting hard baits"ですからハード・ベイトにウェイトを追加するというものです。ここで「知ってるから別に読まなくても」など、興味があるか否かで読む読まないが決まります。
 まずPointとかSummaryの部分が最初の1文にあります。"You can alter the performance characteristics of hard baits like jerkbaits and crankbaits by adding weight to them."つまり「ジャークベイトとクランクベイトといったハード・ベイトのパフォーマンスを、ウェイトを追加することで変更することができます。」と結論または要約をしてくれています。そうです、最初の1文ほどそのジャーナルを具現している文と言うことができるのです。基本はそうなのですが、基本があれば応用があるわけでそれは読んだ数だけたくさんの表現方法を見ることにはなりますが、ほとんどの場合は基本に忠実です。
 そして文末の結論を見てみましょう。"However, it's been my experience that a perfectly balanced lure offers more erratic action when it deflects off a piece of cover or when I jerk it."テールダウン姿勢とかノーズアップ姿勢がベイトのアクションを良くするなんて言われているけれどという例を出した後の結論で、「しかし私の経験では、完全に均衡・平衡のとれたルアーが、カヴァーをdeflect/ヒラを打って回避したり、またジャークしたときに、より不規則なアクションを出してくれます。」と述べています。つまり、文頭の最初の1文にあるように変更できる"the performance"についてより詳細な説明を加えて、繰り返し結論を述べているわけです。
 もちろんこれらの結論の間には、Reason,Example,Detailといった詳細が掲載されています。
 詳細については、以前のエントリーで紹介しているので、日本語でも確認できます。

 このようにジャーナルには構成方法があり、その構成方法に従い、読者は自分で読み方を変えるだけで、全文読まなくて済むようになり、遥かに多くの情報を得ることができます。当ブログの読者を自負する皆さんは、当ブログでは全く有効に利用できませんが、英文のジャーナルを読まれるときに意識されると読みやすさに関しても変化が起こるのではないでしょうか。


 ここまでは読者側の視点に立った読み方という結論でした。しかし、日本では書き手に問題が多過ぎます。特にジャーナリスト気取りの連中が書くそれは、こういった構成方法にルールがなく、結論ありきで一方を褒め讃えるためだけの、または一方を貶すためだけの、読むだけ時間の無駄なものがほとんどだという偏見があります。さらには商品を売りたいだけのショーモナイ広告だったりするものですから、タチの悪さで言ったら当ブログを遥かに超えているのではないのかという偏見すらあります。
 つまり何が言いたいのかというと、そういったPREPだのSDSだの言ってペラい本が市場において価値を有するということは、書き手が読者を超えてショーモナイということです。
 例えば、ジャーナリスト気取りの連中というのは、「今、話題の~」などという言葉を使って、商品や会社を宣伝するために生まれたコピーライターに任せておけば良いものを、あたかもそれが自分の仕事かのように宣伝文句を使うような連中のことです。ジャーナリストとか自称している連中に限ってただのコピーライターでジャーナルなんて書いていないということです。
 さらに言えば、そんな肩書きだけの連中を採用する編集長にも問題があるのは言うまでもないことです。本来、編集長が雑誌にどういったトピックを持って、どういった方針で記事を掲載していくかの決定権を持っているわけで、ボツとしたり、弾けるものを弾いていないわけですから、記事の質の低下は避けられないというのは当たり前のことではないのかという提言です。そもそも物書きを取り扱う職種で、誰がやってもカタチは作ることができるという、誰がやってもできる仕事化してしまって良いのでしょうか、くりえいてぃぶから一番離れたところにある仕事にしてしまって良いのでしょうかという提言です。
 つまり何が言いたいのかというと、今の日本の物書きに創造力がなくなっているということです。釣りのエンドユーザ側に創造力も想像力もないというのはすぐに実感できることだとは思いますが、情報を配信する側の「そうぞうりょく」が失われているということです。例えば、書き手ですら、広告そのままの受け売りを書いたり、微妙な差異を示せなかったり、批判することができなくなっているということです。
 本来、エンドユーザ、消費者というのは別にアフォでも問題ないというか、多数派はむしろ「そうぞうりょく」なんて無い方が売る側はありがたいのです。そこで、そういった売る側の態度を批判するために、消費者側の立場にありながら批判するのが物書きという存在ではなかったのかという話です。そしてその物書きは「そうぞうりょく」豊かな人材ではなかったのかという話です。売る側の立場で物を書くのはコピーライターだけで十分で、そんな活動をしている連中は決してジャーナリストではないということです。

 本来、コンテンツのない種の人、そしてコンテンツ運営ができない種の人が、ブログだろうとSNSだろうと使い切れるわけがないという主張を続ける当ブログですが、食べたものを写真撮影し、大した感想も無しに淡々と続けているSNSとかブログとかを目にしたことが少なからずあるのではないでしょうか。まさにそれこそがコンテンツがない種の人、コンテンツ運営できない種の人がやっているものです。つまり、「他人が食べたものなんて何が面白いの?」という疑問を持てない種の人だということです。普通そこでコンテンツ運営のできる人であれば、特殊な言葉を綴った感想を書いたりと工夫します。何か他人とは違う方法を用いることが「それって何が面白いの?」に対するコンテンツ運営のできる人の返答であり、コンテンツそのものだということです。

 このように読者についてもそうですが、書き手側にも様々な問題があるということです。一般的な問題としてこれだけのものが山積しているわけですから、バス釣り業界で考えるともう手遅れなほどに深刻な問題と化してしまっています。批判の一文すら許されず、それも仮説ありきの批判や、誤謬かもしれないことを前提とした批判を「詭弁だ」と言われる、その発言こそが詭弁であることにも気がつかれない小さな小さなショーモナイ世界のことです。批判なんだから批判で返すべきであって、詭弁で返してくるのは勘弁願いたいものです。
 そんなわけで「そろそろ新年の抱負とか語っちゃう時期ですか?」と毎年の批判を掲載しておこうと思います。

幸福つて、何も感じないことなのよ。幸福つて、もつと鈍感なものよ。幸福な人は、自分以外のことなんか夢にも考へないで生きてゆくんですよ。

 個人的に注目しているOtt Defoeと、日本では今更感のあるルアーを使ったエントリーです。クランクベイトを評するためにhuntとか千鳥といった点をそれっぽい理由付けとしてショーモナイ連中は連呼して特定のベイトを神格化するわけですが、別のその特定のベイトでなくても似たようなアクションをするベイトは市場に存在していて、単に観察力がないから見逃しているだけというのが日常化しているのが現在の日本だという偏見があります。

 同じ記事を読んでいてもきっと読解力によって最終的に違う結論を書くという丁度良いエントリーだと思います。
 「シャッドラップってやっぱりスゴイですよね。」と言おうものなら「お、おぉ・・」と返答され、そこから誰もツッコミを入れてくれないという偏見があります。またはその一言から要らぬ妄想だけが膨らんで結局ベイトを神格化してしまうという結果を生みだすだけだという偏見もあります。つまり、多くの人々が「スゴイ」と言わせるだけのそこに理由があるとは深く考えていないということなのです。


Rappin Shad Raps with Ott Defoe
11/21/2012 - story and photos by Dan O'Sullivan and Rapala

 低水温は釣りをイライラさせることがあります。バスは完全に無気力で、たぶんバイトしてくるであろう何かを見つけたとしても通常はフィネス・ギアの小さなものを使用した戦術が必要となります。

 Elite Series proのOtt Defoeは考え方が違います。「低水温は釣りを非常に難しくさせますが、適切なアプローチを行えば、釣果を上げることができます。そのためには何尾かのバスを探し出し、適切に働くツールを使用する必要があります。」とDefoeは言います。

 Defoeは基本的に動き続けるスタイルのシャロー・ウォーター・アングラーです。この点を考慮して、水温が下がったときにも水平に広い水域を釣ることができるルアーを好んでいます。

The Shad Rap is that lure.
 寒い季節であっても彼のRapala社Shad Rapに対する信頼は子どもの頃からバスを釣っていたことに起因します。「私が子どものときに初めて釣った5-poundのバス、そして2004年Everstart tournamentでの初の7-pounderはShad Rapでした。言うまでもなく、the Shad Rapには強い信頼を寄せています。」

When to Rap
 多くのプロと同じように、Defoeはいつ特定のカテゴリーのルアーを選択するべきか理解していますし、それはthe Shad Rapでも同じことです。「水温が46 to 52 degrees(約7.7-11℃)のときに使用します。The Shad Rapのタイト・ウィグルは低水温期のバスに非常に効果的です。非常に自然なアクションは厳しい時期にに多くの魚をもたらしてくれます。」

Where to Rap
 どこにthe Shad Rapをキャストするのかという質問にDefoeの最初の短い答えは、「どこへでも。」でした。しかし、そのルアーの最善の場所を強要すると、彼は少しだけ詳細を伝えてくれました。「非常に万能であることから、私はほとんどどこでもキャストします。言っておくべきことがあるとすれば、木には引っ掛かる傾向があるのですが、回避することは可能です。」

 彼は魚が秋の捕食で浅い側へ動き、そこから戻ってくることに言及し、魚を探すときにはいくつかの種類のエリアから始めます。彼は岩盤を探すことを好み、彼の釣ってきた多くのバスは急深な壁で捕えたものです。しかしながら、彼は確実な方法として遷移のあるエリアに絞り込むことがより効率的にバスを探す方法であることを明かしてくれました。

 「急深な岸の45度で、その45度の岸に対して平らな岸がクリークに続く遷移を探すことから始めます。バスはそれらの遷移するゾーンをシャッドを追いかけたり、クリークへ群れになって出入りするために使用します。」もしその岸に岩が並ぶようであれば、バスがそこへ隠れている可能性があり、有効性が上がると彼は言います。

 Shad Rapを使用するのに好む最後の場所は、立ち木とドックの支柱です。「それにはわずかな工夫が必要です。しかし、もしルアーをロッド・ティップで導くように近づけてやればうまくいくはずです。このようにわずかな努力が必要ですが、引っ掛かりさえしなければ非常に効果的です。」

Choosing Raps
 最近Defoeは、主に2サイズを使用しています。「The #5はお気に入りのサイズですが、5 to 6 footの水深へ潜らせる必要があるときに使用します。#7をキャストするときは、先ほどより2 feet完全に深く潜らせる必要があるときです。今、Rapalaは中間のサイズで同じように使えるであろう#6を販売しました。それは#5より1 foot深く潜ります。」
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 彼はナチュラル・カラーを好んで選択し、彼の選択は昔からある一般的なカラーから選びます。「私はShad color, 鯉に似ていると多くの人に言われるthe Crawdad, the Olive Green Crawdadが好みです。時折、水が非常に濁ったときだけですが、the Helsinki Shad colorを好みます。」

 彼のカラーの選択は水の透明度が基準にありますが、多くの人々が訓練してきたカラーの選択とは逆です。多くのアングラーたちはシャッド・パターンをクリア・ウォーターに、水の色が濃くなる・濁ると暗い色を選択します。「私は透明度が最も高いときにはthe crawdadカラーを好みます。私はクリア・ウォーターでわずかに、より多くのストライクを誘発しているように感じています。より水が濁ったときにshadカラーを使います。」

 彼は加えてShad Rapに2つのグループがあると言いました。彼の持っているいくつかはリトリーブするとhunts/軌道がずれるものと、軌道が真っすぐのものがあります。「バルサから作られていることから、1つづつ違った動きをし、予想することはできません。私はバスがどちらか一方を好むことを発見したことから、両方を準備しています。」

Rappin' Gear
 Defoeは軽量のバルサ・ウッド・ベイトをキャストするにはスピニング・ギアが必需だと言います。「これはクランクベイトですが、スピニング・ギアでキャストすることが必要とされます。ベイトキャスティング・ギアは、軽量のベイトをキャスティング中に浮き上がらせることから、有効性を減少させてしまいます。」

 彼の選択はFenwick Aetos 7' medium actionにリールはAbu Garcia Revo spinning reel 30サイズ、Berkley Trilene 100% Fluorocarbon line 8-poundライン[(.011in=.279mm)]を使用します。彼は6-pound[.010in=.254mm]まで下げることもあると言いますが、ほとんどの場合は8-poundを使用します。

 彼はフックをVMC Spark Point trebles ラウンド・ベンドに変更します。#5サイズにはno.6を、#7にはno.5を使用します。

Retrieve
 主なリトリーブはsteady retrieve/一定の速度のリトリーブで、the Shad Rapがタイト・ウィグルを行える速度です。「私は低水温期にはslow steady retrieve/ゆっくりとした一定のリトリーブを使い、水温が50 degree(約10℃)から上がり始めるとmidium retrieve/中速に変更します。」

 最後に、彼はわずかな風があると最適だと言いました。「これはクランクベイトの釣りであるkとから、わずかな風が手助けとなります。もし私が低水温期で水面にさざ波があるような状態に居れば、Shad Rapを手にしていることでしょう。」






Reference
http://www.advancedangler.com/featurearticle.asp?Selectvalue=Rappin%20Shad%20Raps%20with%20Ott%20Defoe


 きっとショーモナイ連中がこのエントリーを取り上げてまず持ち上げるのはシャッドラップがhunt actionを持っているということでしょう。つまり、それが昔から売れている定番である理由にしてみたり、多くのプロがボックスに入れている理由にしてしまうということです。先に言っておきますが、別に真っすぐ泳ぐものでもリップを薄く削ってやれば大小はあれどリトリーブ・パスを左右に揺れながら泳いでくれるものは普通にあります。もしこの点に注目するのだとしても、読解力があれば真っすぐ泳ぐものとそうでないものの2カテゴリーに分けてそれをツールとして使い分けるというトピックを持つということです。いずれにしても目を付けるにしても優先度は下の下、ドーデモイイことです。

 最も注目するべきは、魚と場所です。水温が下がる秋から、完全に水温が落ちてしまうまでの魚がどういった動きをするのか、それに従ってどのようなストラクチャーを使用してその行動を取るのかという点です。秋、水温の低下し始めの時期にシャロー、水深の浅い側で捕食しそこから再びディープ、水深の深い側へ戻っていくわけですが、そのルートは春と同じだと以前述べたことがあるはずです。つまり秋の場合浅い側から深い側へ、春は深い側から浅い側へ探していくという手順が逆になるだけで基本的に場所、狙うべきストラクチャーはほぼ同じだということです。あくまで前提としてmajority/多数派の魚がそう行動するからこそパターン・フィッシングやゲーム・プランが完成するわけで、その多数派の魚のゾーンによって使用するベイトが変わってくるだけなのです。
 これらの手順が最も基本的な釣りの動きなわけですが、なぜか多くの人々に最も無視されている基本です。基本だからといって必ず釣れないから、釣りが釣りとしての存在意義を失わないのです。



 さて箸休め程度にドーデモイイ話題を自ら提供することにします。前回のエントリーで、ストラクチャーと餌の種類という前提、基準さえ持っていればクランクベイトのカラーを絞り込めるという話題を振りました。見事にスルーされているのはいつものことです。
  それに追加して、David Frittsが秋に、Rapalaから販売され現在は廃盤となった、carpカラーと称される"plum shad"を好んで使用するという話題があるのです。今回CrawdadカラーをOtt Defoeはcarpカラーと言って水温の下がる時期に選択しているわけですから、他にもザリガニ・カラーが存在するにも関わらずこのCrawdadが残っている理由が、このようなユーザの要望にあるというところが伺えます。Plum shadはボディの側面が白だったわけですが、このCrawdadでは薄いブラウンとなり、ベリー側がオレンジなのは同じです。もう少し丁寧に解説するならば、Ott DefoeがTennessee州、David FrittsがNorth Carolina州と東海岸で似たような緯度の土地在住のアングラー2人の意見が、全く別ソースで、同じ意見として出ているということです。秋にこの周辺の釣具店に行くとcarpカラーとしてそういったplum shadやcrawdadといった紫と茶色がかったカラーが棚にかかっている可能性が高いとも言えるわけです。これが北米圏における所謂、土地柄、ローカル・カラーというものなのです。例えば、在住地域が緯度的に大きく北にあるKVDとは考察背景や基準が違う、それはつまりバス・フィッシングの中でも文化が違うということなのです。さらに例示するならばG-manはAlabama州に在住で、Tennessee州より少し南であり、その両州はdeep southとも呼ばれる地域です。もう少し加えるならば学識者でTennessee州に関して意見が微妙に割れるところですが、Redneck文化圏にあると言えます。
 そんなわけでドーデモイイ話題に文化というトピックを入れることで、これほどまでに思慮深い話題となるわけです。これが書き手のトピックの持って行き方であり、ショーモナイことをショーモナイままにさせない工夫なのです。


 さて、最後に誰も明かしてこなかった、アングラーとしての聡明さが足りない故に多くのショーモナイ連中が明かせなかった、お待ちかねの秘密のシャッドラップに行こうと思います。
 まず参考までにOtt Defoeの数値を見てみると8-poundラインで5cmのシャッドラップを5-6ft(約1.5-1.8m)まで持っていく、潜らせるとしています。
 8lbライン(.011インチ=.279mm、日本規格で約12lb)を使用するとして、キャスティング・ディスタンス15mの距離をとったとすると、最大潜行深度は5.5ft(約1.6m)です。しかし、最大潜行深度で釣っているのではなくて、潜らせていく途中で到達する有効潜行深度として5-6ftという数値を出していると考えると、15mのキャスティング・ディスタンスで着水点から約4.5mリトリーブしたときにその有効潜行深度として5-6ftという水深に到達するということになります。こう考えると普段からロッドワークをするときのキャスト・レングスと同じ感覚で釣りをすることができます。ここから無理にキャスティングする距離を伸ばさなくても良いのです。イメージとしては、着水点からの全体の1/3の距離はベイトを潜らせるために、最大潜行深度に到達するのはキャスティング・ディスタンス全体の半分、7.5mリトリーブしたところと考えて間違いありません。
 次に7cmのシャッドラップを見ていきましょう。原文で5cmよりも"solid two foot deeper"と2ft(約60cm)深く潜らせるために選ぶと言っています。つまり有効潜行深度は7-7.5ft(約2.1-2.2m)です。
 これは、先ほどのキャスティング・ディスタンスのまま、15mでは潜らせるための十分な距離が足りず、潜行深度としては0.5ft(約15cm)程度、つまり最大潜行深度6ft(約1.8m)までしか変化しません。5cmのシャッドラップより完全に2ft深く潜らせるには、もう少しキャスティングの距離を伸ばさなくてはならないということです。20mというキャスティング・ディスタンスで見ていくことにします。着水点から6mリトリーブすると6.5ftに到達します。7ftに到達させるにはそこから3m、つまり着水点から見て9mリトリーブしたところ、キャスティング・ディスタンス全体の半分ぐらいで到達します。最大潜行深度には12mリトリーブしたところで到達し、水深7.5ftとなります。アングラーから見て約4mぐらいから、つまりキャスティング・ディスタンスから16mリトリーブすると水面に浮き上がってきます。つまりベイトが有効潜行深度に居続けられる距離は10m、キャスティング・ディスタンスの半分しかありません。先ほどと比べると少々クランクベイトを使い込まないと難しい領域に入り始めています。
 この2点から考察すると2ft深く潜ると言っていることから、Ott Defoeは5cmのモデルも約20mというキャスティングの距離感で使っているということが伺えます。どう考えても日本で言われるロングキャストと言われる距離ではないことが、基準を持ちながら釣りをしていれば理解できるはずです。クランクベイトの話をしているときの多くの場合、ここで会話の相手に基準が無いことから会話が噛み合なくなります。
 Defoeが7ftというレングスのロッドを使用していることから、20mが彼にとってのロングキャストの距離感であると言うこともできます。それ以上の距離をキャストしようものならば、そのルアーの軽さ故に釣りをより難しくしてしまうことは想像に難くないと思います。
 しかし、7cmは20mを基準としてキャストするとしても、5cmは15mを基準にキャストしてもDefoeと同じ基準で釣りをすることができると理解できれば、毎回余分に5mキャストしてリトリーブする必要がなくなるわけですから、それだけキャスト回数も増え効率の良い釣りができるのです。これこそがクランクベイトの意義、効率性の高さ、言い変えれば本質でありシークレットなのです。ロングキャストなどと言って無駄に100m近くオカッパリでキャスティングしている人たちには一生到達できない類いの効率性なのです。「2インチ程度の小型クランクベイトを60-70mキャストできるから何なの?」という、それはクランクベイトの効率性を一切無視した、本質を見過ごした釣りなのです。今、大事なことなので2回言いました。
 次に述べることも大事なことなので何度でも言いますが、普通に基準を持って釣りさえしていれば、誰でも何となく理解できることなはずです。しかし、そこからclever,聡明さ、賢明さとしてアングラーたちを分けるのは、具体的な数値の基準を持っているか否かにあるわけです。つまり具体的な数値という基準を公開することこそがserious angler,当ブログで言えばbass angler spiritとしての正しい意味でのシークレットなのです。別に誰それ有名なプロがそれを使っているとか、アクションがどうとかいうのはまやかしでしかないのです。


 いずれにしても、近年全くと言って良いほど売れなかったシャッドラップですから、2013年度に日本の代理店が6cmシャッドラップを大々的に輸入するとは思えません。もし入荷したならばすぐにでも必要なカラーは確保しておく必要があるベイトとなるかもしれません。辛うじて4cmは管理釣り場用として広く流通するかもしれませんが、きっと6cmはいつものように潜行深度とか考えもしない連中から半端者扱いされて叩き売られるのがオチだということです。
 これほどまでに広く世界に流通していて、潜行深度が深い側で安定してくれる小型バルサ・ウッド・ベイトがなぜ定番とならないのか、本当に日本市場が死んでいる証だという偏見があります。クランクベイトがどうとか言っている連中に限って千鳥アクションのところだけに執着し、潜行深度の話題には一切触れようとはしないというのは誰が見ても明らかなはずですが、我々のようなserious anglersがこのような本当の秘密、シークレットを明かしたところで、そういった連中からは敵視され、わざわざ徒党を組んでまで潰しにかかってくるのです。本気でバス・フィッシングを考えているのであれば、そんなアクションがどうとか言うミーハーな連中は放っておいて、釣り師側の意見を取り入れるのが普通だと、そう考える方がなぜか悪役となる小さな小さなショーモナイ世界のお話でした。

 さて、「シャッドラップってやっぱりスゴイですよね。」などと言えば、何がスゴイのか聞いてみる、ツッコミを入れてみようという気になったでしょうか。きっと「どこぞのナントカ言う特定のベイトがスゴイ」とこれからも言い放つであろうビルダーだのデザイナーだのが、ラインサイズ別の潜行深度や具体的な数値で潜行深度を把握していないなど、一番そのベイトについて理解していないのだということは、徒党を組む連中の文章を読めばすぐに理解できるはずです。












重要な修正と追記
 間違えてRattlin' Suspending Shad Rap(つまりプラスティック製でサスペンド・モデル)のデータを引っ張ってきてしまっていたことに自分で気がつきました。そもそもsecretなのだから誰もツッコミを入れようがなかったわけで、気がついて良かったです。
 該当箇所の数字は修正したので、こちらにはSRRS-5と7(5cmと7cmモデル)のデータを記載しておくことにします。

 キャストの距離を15mとして、着水点から約5mのリトリーブ、スピニング・リールのハンドル7回転程度のところで、5-6ft(約1.5-1.8m)に到達します。そこから2-3mリトリーブすると、つまり着水点から全体の半分・7.5mのところで、最大潜行深度としては6.5ft(約2m)という計算ができるベイトです。
 SRRS-7(7cmモデル)は、キャスト距離15mで最大潜行深度7ftとなり、有効潜行深度6-6.5ftに到達するのは約5mと同じ距離感です。そして20mでは最大潜行深度が9ftとかなり深く持っていけるベイトとなります。

 ラパラはバルサじゃなきゃなんて言う連中がいかにクランクベイトを使っていないのかが伺えます。つまり何が言いたいのかというと、プラスティックの方が最大潜行深度は深くて、15mというショート・キャストの釣りに最適で、バルサとの使い分け、微調整にも最高のベイトだったということです。過去形ということは、つまりそういうことで、廃盤となっているということです。
 2項対立図式、つまりプラスティックvsバルサの本当のところは、日本人のアフォな連中がよく行う間違った方法でバルサを勝たせるためにプラスティックの存在意義を卑下するのではなく、同じ距離感でも潜行深度を変えられたり、よりキャスト・レングスを短く効率的に釣っていくことができるという利点を揃えた上で、釣り場で使い分ける必要があった、何が言いたいのかというと両方必要なツールだったということです。
 廃盤となっているということは北米圏でも理解されなかったという悲しい事実がそこにあるわけです。極東アジアの住民が重要性を訴えたところでもう遅いわけですが、もしそんな廃盤商品でも売れ残りを見かけたら自分の大きな武器になる可能性を秘めているということを述べているわけです。あくまで購入する自らの意志、意図がそこにあるというのが前提です。

 修正しなければどうせ誰も気がつかなかったことですが、当ブログはmisconceptionを嫌うブログですので追記と修正を掲載しました。読者的には両方のデータを知ることができて、著者的にはネタが一つ減った気がしないでもないのですが、いつものように繰り返し述べないと理解されないという偏見があります。

幸福がつかのまだといふ哲学は、不幸な人間も幸福な人間もどちらも好い気持にさせる力を持つてゐる。

 予約エントリーって便利なもので少し前に書き溜めしておいてさも毎日書いているかのように見せかけることができます。そんなわけで急遽3連続エントリーなりましたが連続投稿もたぶんこれで終焉です。

 冬、今時分に釣りに行く人というのも大概な人なのですが、当著者はその大概な人のカテゴリー入りしています。そんな中でどのようにして効率的に釣るのかといえば、ディープ・ウォーターでのジギングスプーンとグラブ、チューブという定番、シャロー側でリップレス・クランクといった定番というより王道に近い選択です。しかし、大手メディアの読者の要望としてディープ・クランクで釣ってくれとか、釣るにはどうしたら良いのかとかそういう依頼があるのでしょう、こういったエントリーとして出てきてくれます。

 個人的な趣向でエントリーを読み解くと次のようなエントリーでも大きく違ったものを見ることになります。読解力そのものではなくて、読解力があることを前提にしてその先のことになります。それは、情報と情報を関連づけて整理するという体系化していく能力を紹介してみようという試みです。利点と欠点を出し合う比較論とはまた違っていますし、利点と欠点を比較するような詭弁でもありません。

 内容は大したことないのですが、とはいうものの、日本のそれとは比べ物にならないぐらい水深やストラクチャーに言及しているあたり有用なエントリーですが、それほど力を入れて読む内容でもないと思います。ジャーナルを読むときの最も大事な読み方は序文、第1パラグラフを読んで今から何について説明しているのか読み解くということです。これが多くの読者に欠けているであろう読解力の第一歩です。この序文と最後のパラグラフあたりに結論がありますから間を読まなくても何が言いたいのかはこの2つのパラグラフを読めば大体理解できるということです。ただし、今回の例示のエントリーは最後のパラグラフに結論がなく、序文が結論となっています。このあたりはルール通りに書かないという書き手の遊び心です。結論を読み解いてしまえば、その結論に導くにあたってどのような方法をとるのかといった詳細に興味があれば熟読するように読み進めれば良いですし、それほど興味が無ければ流し読みすれば良いのです。

 さて個人的にそれほど興味なく読んでいたというか、以前読んだ記憶があったので流し読みしようと思ったら少々気になることを思い出したわけです。

http://www.bassmaster.com/tips/swindle-follows-food-winter-bass
 1年のほとんどの間は、単純なルールがバス・フィッシングを左右します。餌を探すことがバスを探すことになるというルールです。冬は餌の居場所を見つけ出すことを難しくします。最も確実なゲーム・プランなしであれば、cold days/寒い日は、見るべきものをたくさん増やしますが、釣り方の種類は全てを使うわけではなく増えることはありません。

 つまりメインレイク・本湖にあるチャネル・川筋のシャロー側のベイトフィッシュに絡んだバスを釣るという内容です。そこでそのバスを釣るためのルアーを絞り込みいくつかリストアップしたジャーナルです。
 そこで特殊なことと言えば、ベイトフィッシュがデプスファインダーに映り込んだとしてもザリガニの形状をしたワームが有効だと言っている点です。見えていないベイトフィッシュが最も有効なベイト・ルアーの選択の基準となるということです。

 ここで急に他の情報とリンク、関連しだすわけです。David Frittsはクランクベイトのカラーとして、冬はジギングスプーンと関連させてsilverやsilver chromeと白をよく使うと言います。しかし、同じ冬にKevin VanDamはクランクベイト・カラーとして、岩に居着くようなバスに対して、そのような場所がザリガニの住処、越冬場所となることからザリガニ・カラーを選択するという情報です。
 同じクランクベイトというトピックでまとめた情報と今回のGerald Swindleの情報が加わることで彼らの釣りのスタイルが明確に見えてきたということです。
 ジギングスプーンとディープ・ダイヴァーを同じ感覚で見るDavid Firttsの釣っているストラクチャーは、G-manの情報でもあるチャネル・エッジの浅い側というそのものと関連させて考えることができるわけです。
 逆にKVDはザリガニの居着く場所として岩というカヴァーを選択するわけですが、G-manは泥底でも同じようにザリガニを基軸に考えることがあるということです。こちらの場合、前述の件と比べてよりゾーンが浅い側を釣っているということです。KVDの場合は見た目ですぐにわかる岩場というカヴァーなわけですが、G-manの場合は泥底でそれなりに自信を持って望まないと釣りが続け難い場所となります。どちらが良い悪いではありませんが、前者は誰が見ても自信を持って釣れる場所であることから釣り始めるキッカケとして優秀だということです。後者はベイトフィッシュの群れが通るような場所でありながら、ザリガニの生息場所ともなるような場所を把握していないといけないという精通した情報が必要だということで、通い込むことが必要になるということです。

 日本の湖、特にダム湖ではザリガニがそれほど生息していないことから、あまり最善策、最善のパターンとは言えないのですが、彼らがどのような場所に絞り込んで釣りをするのかということを理解すれば、見切るべき場所と釣り続けるべき場所の判断材料が増えるということです。ここからさらにRick Clunnの地図から3分割するエントリーを関連させれば、いわゆるゲーム・プランの概形が作られるわけです。

 読解力の先にあるのがこういった情報と情報を関連づけて整理する、つまり体系化していくことにあるわけですが、大事なことだから何度でも言うように論理思考とか読解力の基礎能力が低下しているのではないかという日本の現状においてこの楽しさを伝えることは困難を極めています。たぶん当ブログの読者は潜在的にこの点を理解しているのだとは思いますが、その点を波及するには至っていません。多くの場合、まだ特定のルアーがどうとか新作がどうとか新旧形状やらアクションが違うやらドーデモイイ話題に執着しているということです。いい加減、そろそろ釣りの話をしませんか?とこの年末に提言したい所存なわけです。そんなわけで、自分にも降り掛ってくるわけですが、新年の抱負とかそういったところのハードルを上げるなどしておきます。
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There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
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