スパイク「醒めない夢でも見てるつもりだったんだ。いつのまにか醒めちまってたな。」

http://www.in-fisherman.com/2012/01/19/moon-magic-largemouths/
 訳していて思ったのは、真剣に釣れる時間に絞って行って、釣れれば満足とか、ソルトウォーターのルアーフィッシングと言って逃げた人たちと何も変わらないということです。所詮「釣れれば良いし、それが楽しい。」と考えている人には、バスフィッシングの難しさやシナリオを組み立てるという面白さは一生理解することができないということです。
 つまり釣果が楽しいのであれば、餌釣りが最も簡単にその幸福感を得るのに最適なのに、なぜわざわざルアーを使うのか、それがspiritであると、このブログタイトルが意味するところだと申したことがあったでしょうか。1950年代のアメリカ合衆国では、既に「釣果が無ければ楽しめない人は哀れだ。」と釣りを根本的にleisure/レジャーという産業としての幸福感や満足感を推奨していました。その同時期の日本は戦後と呼ばれる中で、そのような近代思想はまだありませんでした。むしろ生活して食べるための釣りが主な目的だったのです。そして、現在はモノも技術も溢れる中で我々がどうやって余暇を過ごすかという一環の中に、バスフィッシングというものがあるのですが、やはり、どう見たって1950年代にUSAで言われていたことを繰り返さなければならないぐらいその質は落ちています。
 大事なことなので何度でも言いますが、釣れれば良いなら、餌を使えば良いのです。しかし、ルアーを選ぶといことは、そういうことではないのでしょう?ということです。
 この前提抜きにして訳しても、誤解や勘違いを生むだけだということで自重しました。釣れにくいとされる時間に、わざわざルアーを選択して釣ろうとするその精神こそがBass Angler Spiritなのです。



 さて、オマケですが、最近Kistler社がSmart Gripなる、リールシートのネジをEVA製フォアグリップで被せてしまおうという工夫がされています。
http://www.in-fisherman.com/2011/06/06/rod-design-revolution/
 そんな話をしていたら、日本でも同じようなことを考える人がいるようで、オフショア・ソルトウォーターというカテゴリーから生まれたものがあります。
 ごく簡単にネジの山がある部分にシリコンカバーを被せてしまおうというごく単純なことです。
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 自分からすればテニスやゴルフに使われるグリップテープを巻けば良いと思いますが、使い回しという意味ではこちらの方が便利かもしれません。
 個人的に必要であろうものがフォアグリップが太いものであることと、トリガーが邪魔して合わなさそうですが、フォアグリップレスにしてあるロッドのリールシートのネジ山が指に当たって気になる方は試してみてはいかがでしょうか。話している流れで「バス業界では流行らないだろうけどね。」なんて言わせることからも、これはそういうものです。

スパイク「目に頼り過ぎなんだよ。カメレオンじゃねんだ、そうあちこち見えねえのさ。」

 ルアーフィッシングにはゾーンとスピードが最も大事なことであると申しているわけですが、そのスピードについては中々理解してもらえていない現状があります。

 例えば、アマゴはフライ(正確にはテンカラ)を口にして吐き出すまでの最長時間が0.2秒だという結果を昔国営放送で紹介した人がいます。そして、この方の専門分野でもある、人間の最速反応速度は0.3秒であることも紹介しました。つまり、アマゴをフライで狙っている人たちは、不可能とさえ思われる領域で釣りをしているわけですなんて言ったら、多くの人が信用するという偏見があります。これには少々仕掛けがあり、アマゴがフライを吐き出す最長時間の実験には、主にライン・テンション、糸を張った状態にしたときの話であるという前提があります。つまり、アマゴがフライを食う瞬間にライン・スラックを巧みに出してやることで、人間が反応できる0.3秒以上アマゴにフライを口にしておいてもらうという工夫があるのです。そして、名人と呼ばれる人の中には、偏光グラスを使うとアマゴの食う瞬間が見え過ぎて、速アワセしてしまうために、使わない人もいる世界でもあります。
 釣りにはそういった人間のreaction time/反応速度という世界もあります。

 さて、本来ルアーフィッシングのスピードとは一体何でしょうか。浮き釣りという釣りには基本的にスピードという概念が存在しません。浮き釣りはタナと呼ばれる、つまりゾーンを合わせていく釣りです。
 つまり、ルアーフィッシングにおいては、浮きは一定のゾーンを釣れるのに対し、キャストからリトリーブという作業の中でゾーンを調節しながらスピードというものを考えなければならないという、慣れが必要である、言いかえれば難しい点でもあります。
 ここまではルアーフィッシングをしている人なら多くの人が理解してもらえる点であると考えています。問題は、スピードという概念を話題に出すと、クランクベイト、リップレスクランク、スピナーベイトといった、ハンドルを回し続けるといった釣りをイメージしてしまうということです。
 何が言いたいのかというと、ボトムまで到達させてピックアップするソフト・プラスティック・ベイトにもスピードの概念が存在するということです。ヒロ内藤さんは映像作品『ヒロ内藤 LURE THE SPIRIT Vol.7 final stage 』といった中で沈下率といっているのが正にスピードのことです。
 そのソフト・プラスティック・ベイトにスピードの概念があると言えない理由は、クランクベイトがラインサイズ別に潜行深度や角度が変わることが理解されていないのと同じです。ロッドとリール3セットにシンカーのウェイト別で組まれていることを見たことが無いということです。
 確かに近年の琵琶湖では、パンチングといって1ozを越えるシンカーを使用したスピードの上限を使っていこうという釣りが見られますが、その中で一体何人の釣り人がそのスピードを意識して、5/8oz,3/4oz,1oz,1.5oz,2ozといったウェイトサイズを予め組んでボートの上に搭載しているのでしょうかということです。もちろん、ラインのサイズにや素材よっても微妙に沈下率、沈下速度は変わりますし、ライン・テンションのかけ方一つで変えることも可能です。従って、例えば3/4oz,1ozという1サイズ分を使い分けるような組み方ではなく、5/8oz,1oz,2ozといったを組み方にしておくとより沈下率、スピード幅の広い釣りが可能になる、魚に適したスピードを探すのに効率が良い釣りが可能だということです。

 何もフローティング・ダイバーと呼ばれるクランクベイトに限らず、ルアーフィッシングというのは、効率的に魚を探していく上でロッドとリールは同じものを複数揃えておく方が、釣りがより明晰なものとなり、賢明な釣りを可能にしてくれるということです。何度も述べているように、ボート・フィッシングの経験は最も大事なことですが、それ以前にタックルの買い方を知らないというのはそういったところです。つまり、初心者から抜け出してアドヴァンスド・アングラーになるというのは、そういった買い物の方法一つで変えることも可能なのです。

エド「ねえアイン、ねえねえアイン?どうしてそんなに毛深いの?はーい。それは寒がりだから。ねえアイン、そもそもアイン?どうしてゲラゲラ笑わないの?おおそれは、ニヒルだから。ねえアイン、やっぱりアイン、どうしてそんなに幸せなの?そうです、それはエドが幸せだからでしょう。」

 ルアーに魔法が宿っていないとは、つまりどういうことなのか考えたことがあるでしょうか。以前のスピナーベイトのエントリーで、Gary Kleinはスピナーベイトについて、ルアーとしてのカテゴリーとして死ぬことは無い。そして彼のセミナーでよく言うことは、"lures are just tools"とルアーがツール/道具であると言っています。
 そのtool/ツールとは、一体何を示した言葉なのでしょうかというお話です。

 例えばドライバーはツールです。しかし、ネジがあってそのツールとしての役割が果たせます。そして次にネジにはプラスとマイナスが存在します。マイナスドライバーでプラスのネジを回すことは、ときに不可能ではありませんが、プラスドライバーでマイナスドライバーを回すことはできません。
 回す必要のあるネジがわからないのに、ドライバーについて悩んでいませんか?ということです。つまり、釣りで言えば、ネジという最も重要な魚の居場所がわからないのに、ルアーというドライバーについて悩んでいませんか?そしてその悩みは何にもならないということです。
 そして、ドライバーの中には5mmのプラスドライバーで、これは世界一と製品プロモーションとして謳われる製品があるかと思います。しかしそれはネジがあっての話、それも5mmのプラスのネジ穴がなければならないということです。
 これがルアーがただのツールであって、魔法など宿っていないと展開することが可能な理由です。

 ネジを回す必要があるけれど、どのようなネジを回すかわからないというのは、誰にでも起こりえることです。だからといってドライバーというツールは必要不可欠です。そんな場合、まずドライバーを購入しようと思えば、何本も入ったサイズの幅広いセットを購入するのが合理的ではないでしょうか。これこそがルアーがカテゴリー分けされる理由とすることもできます。つまりツールにはそれぞれの状況に合った、適切な使用条件があるということです。魚の状況がわからずして、ルアーについて語るのも、ましてやカラーについて語るのも不毛なことであるということです。
 釣りは魚ありきで可能なことなのに、どんな釣りでも起こっていることですが、魚を抜きにして色々と語られることが多すぎやしませんでしょうか。


 そしてルアーに関して重要なことがもう一つあります。多くの人がルアーを買うのが下手すぎやしませんでしょうか。前述した魚を抜きにしてルアーについて悩むというのもそうですが、その買い方についてです。
 同じルアーで同じカラーを1度に3個購入したことがあるでしょうかということです。同じロッドとリールを複数持つというのもそうですが、ボート・フィッシングをしたことがない人はこういった買い方をすることができないということです。つまり、同じロッドとリールを持っていないのであれば、ルアーだけ同じにして使い分けてみるという作業をして、初めてタックルの使い分けができるのではないでしょうか。ロッドとリールも違えば、ラインサイズも違う、その中で全く同じルアーを使ったときにどのような変化が出るのか「気がつく」という経験ができるという話です。同じルアーの同じカラーを10個一気に購入しろとはとても言えませんが、2個でも購入すれば、同じ条件がルアーで揃うわけで、道具を使い分けてみるという経験ができることを推奨しているのです。
 オカッパリでロッドを1本だけ持つなんていう非合理的なことをするのであれば、10本ぐらい持ち歩く方がよっぽどバスフィッシングが可能だということでもあります。何本も持ち歩くことを馬鹿にするようなきらいがあるのかもしれませんが、その人はきっとボート・フィッシングをしたことがある、オカッパリしかしない人よりもよほど合理的で賢明なアングラーだということです。
 つまり、よくブログで買った道具を写真に上げているけれど、結局それで釣れた写真は掲載されないのですが、その買い方でその人の釣りのレヴェルがよくわかるということです。
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arb1200

Author:arb1200
There are main contents.KVD;Kevin VanDam,He is a one of my angling hero.I translate his article in Japanese.Also BASSMASTER Magazine and BASS Elite series pros info too.
Curation which is the definition of my blog.
http://twitter.com/#!/arb12001

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