I don't make jokes. I just watch fishermen and report the facts.

 Supposedly you can't find a following citation anywhere, so I made it.


Introduction
By Hank Bruns
 "All fishermen are crazy." You've heard that phrase many times. It is usually said with an indulgent laugh. That's because this particular kind of craziness is a nice kind, and even those poor folks who don't fish can understand how a fisherman feels about his sport. We think that the fisherman who cannot enjoy fishing without catching fish is to be pitied. He's missing the best part of fishing, because fishing pleasure is composed of many things. Just being out in the open, away from the cares and troubles of the everyday world, is wonderful. The clean air, the beautiful skies, the birds, the animal life, are all part of fishing joy. The biggest part - catching fish - is like dessert at the end of a fine meal.

 Some things we have to learn, and somehow, because we have to learn them, it isn't much fun. But in fishing it isn't necessary to learn anything. It is possible to go out with bait and a cane pole and catch fish. But that is a very crude, very primitive kind of fishing. Tackle today is fine stuff, and it is low in price, too. There is no longer any reason anyone, even with limited cash, cannot have good sporting tackle.
 The satisfaction in catching one fish with an artificial plug, fly, or spoon is ten thousand times greater than in catching one hundred fish with a cane pole and live bait. This is because such an accomplishment is a very personal one. Nobody could do it for you. You have outwitted the fish with modern, clever means. You are the master of nature, with all its natural cunning. Therefore, since bait fishing is both old-fashioned and crude, we are going to devote very little time to it in this pamphlet. Scouts are modern. To compare fishing to aviation, we could say that cane pole fishing is the old, original gas balloon. Fishing with modern tackle is like using a jet plane. Who in the world would be interested in flying in a balloon except as a curiosity?

 Fishing is a most highly civilized form of sport. Nations which do not have sport fishing are those which have not yet attained complete development. With those people of the world fishing is strictly a food-getting proposition. We Americans work harder and play harder than most other people. We are highly civilized. We dislike brutality and cruelty, because that is the nature of civilized people. And that is another reason why fishing is the most popular American sport. We'll explain that statement. Fish are not "highly organized." They do not have a complete and sensitive nervous system. The fish has almost no sense of feeling in his mouth or lips. When you hook a fish, he feels no pain, only a natural, vague fear at being held back. He tries to get away, and some fish do a wonderful job of it. But it is simply because a fish is a brave and willing warrior, and not because he is suffering.

 No, nothing is quite as personally satisfying as casting a lure, seeing the fish come up and take it, hooking him by raising your rod, and feeling him run and pull, and seeing him leap sparkling into the air. There is an intimate, personal feeeling of accomplishment in that. You did it - all by yourself. That's why one out of every four people in the United States loves to fish, loves it with an intensity that makes other say: "All fishermen are crazy."

 Before you begin to work on this badge, go to the store that sells fishing licenses and get a free copy of the fishing laws of your state. Get to know them as all good fishermen do. Remember to obey them, because they will help to protect your fishing for a long time to come.


Reference
Fishing ;Merit badge series, Boy Scout of America, 1951


"If not now, then when? If not me, then who?"

There are three kinds of men. The one that learns by reading. The few who learn by observation. The rest of them have to pee on the electric fence for themselves.

 タイトルは日本のバス・フィッシングに適応すれば、前者2種の人が0.1:9.9後者だという偏見があります。
 前回の続きにいってみましょう。1度だけの実験結果で必ず仮説が導けるかといえば、結果を最初から知っている実験以外にはあり得ないことです。それこそ基礎を学ぶための手引き、手順を学ぶ、理論を視覚化で学ぶといった積み立てでしかありません。
 前回から使用している出典です。
http://fishwild.vt.edu/afs/AFS_education_fisheries_techniques_visuals.htm

 実験には以下のような2種類の誤解が生まれることがあります。
Two types of error
・Measurement error (measured vs. true)/測定ミス(実験結果 vs. 真実)
・Extrapolation error (accuracy of extrapolation)/仮説の誤解 (仮説の精度)
 1度だけの実験、測定では基本的に仮説を立てるのに十分な情報とは言えませんし、複数回繰り返したとしても常に誤解があるのではないかと正そうとしていく態度が重要になります。
 そこでそれぞれの項目には正していく手順もあります。
To correct
・Measurement error, increase # of measurements/測定ミスは目的の実験方法を増やして視点を追加する。
・Extrapolation error, increase # of sample/仮説を立証するために実験全体のサンプルを増やす。

 これらを繰り返していく中で、科学的根拠に基づく仮説、推論が生まれるのです。それは多くの釣り人が持つ印象や経験とは決して違うものです。つまり、何度か当ブログでDr.のジャーナルを取り上げたことがありますが、それは決して釣り人では発見できない「理論」であると考えるべきだということです。そして、もちろん文化的な視点という科学的な視点から切り替えて見れば、科学的根拠を伴わない釣り人の理論も存在するわけですから、それらをすり合わせていくという作業は結局のところ読者次第となると強く意識しておく必要があることを注意喚起しておこうと思います。
 多くの人たちが「科学的 vs. 文化的」といった視点で捉えがちですが、文化的な中にある科学や科学的な中にある文化を見つけることは、視点を変える態度を持っていれば可能だということです。


 つまり何が言いたいのかというと、ラージマウスを釣ってフィッシュポンプで胃の内容物を調べている人たちが居ますが、それが全くもって無意味だということです。元々釣りにフィッシュポンプを持ち出すのはフライフィッシングです。なぜそのようなことをするかといえば、胃の内容物に合わせて毛針の形態、フライ・パターンを合わせて釣果を伸ばそうとするためです。USAではバス・フィッシングでも"match the hatch"と呼ばれる、食べているものに合わせたベイトを使えば釣果が伸びると考えられるのです。
 別に"match the hatch"という考え方が悪いといった善悪で区別しようとしてはいけません。それは科学が文化を、文化が科学を軽蔑するのと全く同じ行為として慎むべきです。それでは一体、魚の胃の内容物を調べることに関して何が問題なのでしょうか。

 まず最初に、科学的視座から見るためには以下のようなことを知っておかなければなりません。
・Effects of fish size and territoriality/魚のサイズとなわ張り意識の影響
 ーDiets vary with fish size and sex/食事は魚のサイズと性別で多様である。
 ーAs fish grow, they may switch from one prey type to another/魚の成長に従い、捕食対象を変えることがある。
 ーAdult males and females may have different diets/成魚のオスとメスでは食事が違うことがある。
 この基本的な知識がある段階でフィッシュポンプを用いただけでは、魚の食事に関しては何も調べることができないのと同じだということが理解できるでしょうか。つまり、性別によって捕食対象が変われば、性別でサンプルを取らなければならない、魚の性別を調べなければならないということです。
 加えて以下のようなことを考えなければなりません。
Sampling strategies - Differential digestion rates /サンプルの策略 - 消化速度の違い
・Stomach contents may not accurately reflect diet. Why?/胃の内容物は食物を正確に反映していないことがある。なぜか?
・Some prey, eg protozoans, are digested faster with little trace/いくつかの捕食対象、例えば原生生物などは痕跡をわずかにしか残さず素早く消化されるため。

 以上のような知識をもって、胃の内容物を調査して分かることは捕食対象の出現頻度だけです。これによって「1種の捕食対象を頻繁に食べている。」との結論が生まれるわけですが、それを擬人化してその地域に生息しているラージマウスが好んでその1種を食べていると考えるのは曲解だということです。何が言いたいのかというと、まず胃の内容物の情報に際限はありません。科学的に捉えるならば、魚の生息数を考えてサンプルとして何尾調査すれば良いか判断する必要があるということです。ついでに生息数は「個体数推定」で仮説程度に計算可能です。次に胃の内容物として高頻度に出現するからといって魚にとっての栄養学的重要性を示すわけではないということです。加えて、結果は様々な種類の捕食対象が重要であるという意味でもありません。つまり何が言いたいのかというと、魚に好みがあるとすれば、それは捕食行動で使うカロリーに対して捕食して得られるカロリーが圧倒的にプラスになる、カロリーが非常に高い餌だということです。捕食行動を起こして消費するカロリーが捕食した餌のカロリーを超えることは自然界ではあり得ないことです。魚がある1種を多量に食べているからといってそれを好みと言ってしまうのは、魚を擬人化したファンタジーが過ぎるということです。
 さて、ここでもう1度よく考えて欲しいのは、全てのルアーに共通している1つのことです。そう、ルアーの中にバスが食べて栄養になるものは1つもないのです。これがルアーがルアーたる所以です。そんなルアーで魚を釣ることを考えたときに、果たして上記の実験を一個人が行ったデータと(ルアーでの)釣りが一致するのかどうか考えて欲しいということです。

 そして根本的に欠けている視点というのがあります。わざわざバスが食べた消化しかけの顕微鏡を使わないと何だかわからないようなものを調査しなくても、バスが食べそうな餌となる生物を捕獲する方が正確ではないかと考えられないのかということです。
 大げさな仕掛けならこのようなものがあります。ペットボトルを切って少し加工したものは最も低価格で作れるであろう小学生たちでも可能な定番です。
 つまり、フィッシュポンプを使って専門家気取りするよりは、自分が釣りをしている水系にどのような生物が棲息しているのか観察してみようとする方がよほど役立つことがあるということです。結局、都市生活に甘えている人たちの自然環境に対しての観察力が衰えていることが問題だということです。都市生活で文化的な生活をしているからといって科学的な知識があるわけでもない、かといって自然環境を目の前にしたときに目の前に居る動植物に気がつかなかったり変化を見過ごしたり、自然環境を相手にする釣りをしている人たちでさえこの有り様というのは手のつけようがないのではありませんか?ということです。きっと手のつけようのない人ほどこのような仕掛けで小魚やザリガニを捕獲することを馬鹿にするのだという偏見があります。どういうことかというと無造作に仕掛ければ良いというわけではなく、小魚やザリガニといったそれぞれの生物が集まりやすそうな場所に仕掛けなければならないということを見過ごしている、つまり根本的に魚を捕獲するという態度にない、釣りをする態度ではない現状を認識するべきだという意味です。
 バスがそこに生息しているのならばそこにバスの餌となる捕食対象が居ます。そしてその捕食対象にはまた捕食対象が居ます。つまり食物連鎖があるからにはその場所に何かしらの条件があるということです。つまり、バス・フィッシングを見たときに、なぜバスを狙うためにはストラクチャー・フィッシングが基本だと言われるのか、通常釣り人は観察による経験でこれらを文化的に学んだわけですが、今やこれを生理学的に科学で示すことのできるデータも存在しているといった中で、その両方を情報収集の対象とし冷静に分析することが重要だということです。
 いくら情報が溢れて便利になったからといって、その大量の情報から重要なことを取り出すための分析が可能な人は非常に限られているということも認識するべきなのです。せっかく目指すならば"The one that learns by reading. The few who learn by observation."といった前者のどちらかになるべきです。そして何か実験するならば、繰り返し検証するために最低限科学的な手引きや実験手順を確認できるメモなり文書を作成するということが重要です。非常に大事なことなので、最低限文化的で、最低限科学的なラインを毎度のように明示しているわけですが、日本でバス・フィッシングが最低限文化的になることができる日は訪れるのでしょうか。



 最後に、高度に文化的な釣りの話をして締めようと思います。
「釣りのスキルというのは狩猟能力に依存するわけだから、どう転んでも野蛮なスキルだよね。」
 西洋から「文明化していない=野蛮」という価値観が絶対であると日本も福沢諭吉をはじめそれに倣ったわけですが、文明が文化と言われるようになり、つまり価値が多様化した中でそれまで一方的な悪としての野蛮という価値観が歴史的に変化してきたわけです。
 余暇、レジャーの発祥もそんな価値が多様化していく中で、公衆衛生として酒浸りだった西洋諸国の国民を旅行という酒以外の娯楽を与えるという中で発展していきました。そんな中、レジャーとして釣りも含まれるようになり、釣りも文化的な活動の一員となったわけです。
 そこで、文明化されていない者たちを「野蛮」と呼んでいた連中こそが野蛮だったのだという現在の視点からの批判をシニカルに曲解して、釣りが余暇の活動として文化的な行為として捉えられているけれど、元は狩猟活動の派生なわけだから、それに使うスキルはどう考えても野蛮と呼ばれていた文明化されていない人々が使っていたスキルだよねというネタです。歴史の流れと価値、イデオロギーを勉強しないと理解できない高度に文化的な釣りの話でした。

Half our life is spent trying to find something to do with the time we have rushed through life trying to save.

http://www.bassparade.com/when-is-strolling-trolling
 一般の釣りでは"Strolling"だろうと"Trolling"だろうとどうでも良いことなのですが、tournamentという規則に従うスポーツであった場合は問題となります。
 先に結論だけ言ってしまうと、"An electric trolling motor may be used for slow maneuvering. However, trolling as a method of fishing is prohibited."ということで、ベイトさえ動かさなければラインをスプールから全部引っぱりだしてエレクトリック・モーターでスポットから離れてリトリーブしても問題ないということです。

 このような話題を取り上げる際は、なぜこのようなことをしたのか?という理由がアングラーたちにとっては最も重要です。つまり、市場にキャスティングで20ft以上の潜行深度を持つクランクベイトがほとんど存在しないことに由来しているのです。個人的に知っている限り2種類は確実に届くことを確認しています。しかし、普通は届かないゾーンまでベイトを持って行くことが必要とされたため、今回のような工夫が行われたわけです。結局のところ、日本で潜行深度や潜行角度といったこの手の話題を取り扱っても何のこっちゃという人だらけだという偏見があるのでどうしようもないのですが、6m前後の水深でクランクベイトを使う水系とその状況を想像できる人だけが納得すれば良いと思います。どう考えてもオカッパリに必要な情報ではありませんから、知識として経験を積み立てている人にまず会えることはありません。


 本題は次回以降のエントリーに予定していますが、大事なことなので触れておこうと思います。
 多くの人が検証作業や実験について、目も当てられないほど無計画で行ってはいないでしょうか。つまり、実験を行おうとしている本人はデータとして収集しているつもりでも、実は何の裏付けもない単なるbig data/増え続ける情報群に過ぎない、何の役にも立たないということが非常に良くあるということです。データから得られる結論、または推論や仮説でも統一性のあるデータの中に変化する何かを分析しなくてはならないのです。

 まず最初に決めなければいけないのはデータを収集するための(実験)方法です。データを分析した後に結果を得るには以下のような統一性が要求されます。
・Repeatable/再現性
・Accurate/間違いの無い
・Precise/正確な数値
・Meet budget/予算に合わせる
 そのままですが、再現性のある方法を採用しなければ得られたデータを比較することができません。そもそも比較というのは互いに同じ条件を比較しなければなりませんが、多くの場合は意図的に操作された比較でどちらかの利点を語れば他方は欠点しか語らないということが良くあります。

 ルアーでよくある例で言えば
・ルアーA:飛距離○
・ルアーB:飛距離×
 あくまでその例示が間違っていない場合、その欠点のみを強調してまるで使い物にならないかのような評価をするということです。多くの場合、都合が良いのでこうするのですが、もし比較論というものを学んだことがあるのならば、同じ項目で利点と欠点を出せる統一性を持たせて比較します。
・ルアーA:飛距離○、 動き△、 カラー・ラインナップ○、 価格×
・ルアーB:飛距離×、 動き○、 カラー・ラインナップ△、 価格○
 こうすると分析したときに前者の比較では利点でしか選べなかったものが、利点で選ぶこともできれば欠点でどれを選ばないかという視点が2つできることがわかるでしょうか。
 当ブログで「利点があれば欠点がある。」、「視点を変えれば見える世界が変わる。」と何度も申し上げてきたつもりですが、こういうことです。多くの場合、このように比較する要素が足りていなかったり、前提が根本的に違う部分という比較してはいけないところを比較してしまうということがあるのです。裏読みするというのはこういった点についての注意喚起でもあるのです。

 次に数値で出せるものは、その数値を正確に記録する必要性があります。記録漏れや記録ミスがないようにという当たり前のことですが、実験方法が毎回同じ条件で行われているかどうかという確認も重要なことです。それこそ潜行角度と潜行深度を実験しようとしていて、キャスティングの距離が風で一定ではなくなったりすればそれは比較できない参考程度にしかならないということです。

 最後に予算です。調べたいことを実験する方法に何が必要となるのかリストを作らなくてはなりません。
 例えば、両方自動校正付きの最低価格ラインを探してきましたが、左は溶存酸素計、真ん中と右はpH計です。溶存酸素計の場合、果たしてロッド1本分はする価格の計測器を本当に必要なのかどうか、つまり代替案がないのか、既にどこかに計測データがないのか調査してみるということです。
 真ん中、右の2つはpH計ですが、価格の高い方は水温計の機能が付いています。これぐらいならまだ購入できる範囲な人も居るのではないでしょうか。
 よく考えてもらったところで無駄だという偏見がありますが、溶存酸素が増えるとpHの値は上昇し、溶存酸素が減るとpHの値は減少します。つまり溶存酸素という具体的な200mg/Lといった数値がわからなくても、これから行う予定の実験は、pHという尺度で分析できるのではないかと模索できるのです。
 ラージマウスに好ましい環境については以下のエントリーで紹介したことがあります。
http://bassanglerspirit.blog127.fc2.com/blog-entry-6.html
 このように安価に済む代替案というのは視点を変えればいくらでも出てくるわけですが、その視点を変えるためには科学の基礎、基本は知っておかなければならないのは言うまでもないことなのです。ついでに溶存酸素がpHに関係するのって高等教育までに学ぶことだという偏見は驕りなのでしょうか。もしそうだとしたら非常に悲しい思い上がりだという危機感を持つべきではないのでしょうか。

All I know is just what I read in the papers, and that's an alibi for my ignorance.

 冒頭には、週末にふさわしい共有地の悲劇について言及しておこうと思います。
 つまり、ラージマウス・バスが減少の一途を辿ることを理解していたとしても、誰かがどうせ釣るんだから、自分が釣ってしまおうという心理から、結果的に種を絶滅に追い込んでしまう可能性があるという理論です。そして駆除推進派からすれば、これ以上ない使える理論であり好機となるわけです。これを外部から操作するように導いてあげれば良いだけの話なのですが、きっとそんな戦略を立てられる人材なんていないという偏見もあります。
 今まで絶滅種がどのような顛末を辿ったのか文献を整理し、そのまま人為的な戦略として使ってやれば良いだけの話です。つまり何が言いたいのかというと、産卵床のラージマウスを狙っている人たちの心理には、この"The Tragedy of the Commons"が働いていると考えられるということです。


 本題の前に重要なことが言いたいので、適当な文章をつくってみます。
In spawning time, angler's hook setting isn't harm./産卵期間中、フッキングは害はない。
 日本語が少し変です。「~、フッキングに害はない。」か「「~、フッキングは害にならない。」が正しい日本語になります。しかし、修正した後の文章をよく観察して欲しいのですが、前者は「害は」が主格になっており、後者は「フッキングは」になっています。両方同じ意味として受け取れるわけですが、主格を変えてやることで読み手の受け取り方のニュアンスを操作することができます。つまり、フッキングを強調したいのか、それとも害はないということを強調したいのかということです。
 普段からこんなことを意識して文字を読んでいます。連休中の皆さんおはようございます。

 なぜこのようなことを書いたのかというと、当ブログには訳文を掲載することがよくあるのですが、なるべく直訳風にしてあるのは、原文のニュアンスをなるべく崩したくないためです。どこを主格としてどこを目的格としているのか、もしそれを変更してしまって後の文章と整合性が取れるのか、考え始めたら数時間で終わらない作業となります。
 そんなことを普段から意識していると、同時通訳している人たちを見たとき、そのニュアンスをよく即座にその日本語に訳したなとか感心したり、そこはこう訳すべきだったんじゃないのと思うものの、あれを職業でやりきれる人たちを尊敬してしまいます。もちろん、スキルとして文書を訳すのと同時通訳は別物であって、どちらにもそれぞれの訓練や技術があるので全く別ものだと捉える必要性があります。ついでに、日本語でも口語体と文語体で全く違った言い回しになることを知っていれば、それは別の言語でも同じことが起こりえるというのは考えておかなければなりません。
 そして先に述べたように、文章の翻訳には時間がかけられることから、整合性は取りやすいのです。つまり、当ブログの著者が本文をわざと曲解して、主格を変えて、強調するべき点を変更して翻訳したことがあったということです。そもそも元ソースを読める読者がどれだけいるのか分かりませんが、世の中のあらゆる引用元がある書籍、記事であったとしても、このような性質を持っているということをもう一度よく考えるべきではないでしょうか。


 そして、今回何がしたいのかって日本のうぃきぺでぃあんに喧嘩を売・・・ゲフンッゲフンッ。Wikipediaの実体をたぶん多くの人たちが知らないはずなので、コレとかコレを乱読推奨です。

Fishing rod
 A fishing rod or a fishing poleは魚を釣るためのツールで、古くからangling[釣り針を使用。職業漁師、commercial fishingでは網を含む]に使われる。同様にキャスティング競技にも使用される。長さのあるフィッシング・ラインの片側の終端に魚を釣るための釣り針を取り付け、それを取り付ける長くてしなやかなrod or poleのこと。A "fishing pole"は単純な棒(pole)か棒切れ(stick)に(通常は先端が細くなっている)針の取り付けられたルアーかbait(餌)を[フィッシング・]ラインにぶら下げる。通常ファイバーグラス、カーボン・ファイバー、グラファイト、古くは竹でつくられている。取っ手の取り付けられただけのものを"poles"と呼び、対して'fishing rod'はライン・ガイドを取り付けラインを積載できるリールを合わせた、よりキャスティング・ツールとして特化したものを呼ぶ。Fishing rodsには様々なaction、そして24 inches(約60cm)から20 feet(約6m)まで様々な長さがある。長さを持たせたロッドはキャスティング時により大きな機械効率を生む。

History
 Fishing rodは、石碑から判断すると、古代Egypt, China, Greece, Trinidad and Tobago, Rome, 中世Englandにて"angles"(fishingと同義語の"angling"の由来)と呼ばれていたことから紀元前2000年に存在したとされる。Fishing rodは、ファイバーグラスやグラファイト・コンポジットといった合成物質が普及する以前は、一般的に分割されたTonkin bamboo(トンキンチク、トンキン竹), Culcutta reed, ash wood, hickory, iron wood, maple, lance wood, or malacca cane(籐・トウ)とった軽量、丈夫さ、しなやかであることが必要とされる素材で作られていた。Rodsは通常butt(バット)、midsection, and tip(ティップ)と呼ばれる3か所で構成される。バットはたびたび底に穴を空けたmapleで作られ、他の先端に取り付けるものより長持ちする。Midsectionsは一般的に太さがあり強い木であるIron woodが使われた。ティップは一般的に弾力性・しなやかさがあり、ベイトを遠くへ、そして正確に投げるためにbamboo(竹)が使われた。ハンドルは通常cork, wood, or wrapped caneで作られた。それぞれ違ったセクションに合わせて様々な接着剤が使用され、防水性の高いhilton glueまたはcement glueが導入されるまでは、一般的なirish glueとbone glueが使われた。Guides(ガイド)は17世紀ごろまでfishing rodには取り付けられていなかった。ガイドは単純なワイヤーの輪で作らていた。その後、摩耗に優れていたことから輪に形作られたagate(瑪瑙、メノウ)をワイヤーの内側に取り付けた。今日、Tonkin split-bamboo rodsはfly fishingで好まれて使用され続けている。

 Rodsは1800年代中頃まで一般的にEnglandで作られていた。しかし、1846年にSamuel Phillippeがthe six strips of Calcutta cane[現在のaction,bending curveの基盤となる、6か所を剥いだもの。]を作ったことによって変容した。このタイプのロッドが革命を起こしたのは1871年で、Hiram L. LepnardがCalcutta cane rodsを作り、一般に入手可能にしたことによる。20世紀初頭、Tonkin cane fly rodsが普及し始める。市場はこの機会を利用し、新しい素材のrodsを作り始める。Horton Manufacturing Companyはa all steel rodを1913年に初めて発表する。これらのロッドは重く、しなやかさがあったが、多くの顧客を満足させることはなかった。次に訪れるfishing rodsの大きな変革は、1940年代にRobert Gayleと a Mr. Mcguireによってファイバーグラス・ロッドが開発されたことである。

 Boron and Graphite rodsは、1960年代にUnited States and United Kingdomsが新技術開発の研究のために投資したことから、その後の1970年代に出現する。1971年、Don Phillipsはいくつかのfishing rodをデザインする新しいfibers(繊維)を実験し始めた。Hewitt and Howaldは、それらのfibersをfishing rodの形状にするためにbalsa woodに巻くことを最初に発明した。1977年、boron fiberの技術は、安価な素材であるgraphiteによって市場競争から姿を消すことになった。

 旅行者のためのrodsには、nickel-silver metal joints, or ferrules(口金)が付けられており、それ用に成型された別のrodに挿入するようになっている。いくつかのものは歩行用の杖として使われていたこともある。1980年代にしなやかさがあるが硬いgraphite ferrulesが出現したことによって、travel rodの技術は非常に発達し、スーツケースやバックパックで運べるmulti-piece travel rodsは市場でのシェアを確立した。

Reference
http://en.wikipedia.org/wiki/Fishing_rod
 論文、レポート、企画書、何をするにしてもうぃきぺでぃあを引用に使うなんて、披露する相手を馬鹿にしているとしか思えないのですが、あえて英語版を訳して日本語のそれと比較したらどうなるか紹介しようということです。
 ずる賢い方法としては、英語版をこのように自分で訳して、もちろんウィキペディアの引用も無しにサラッと使用すれば、大抵の場合バレません。英語が読めないと話しにならないのですが、翻訳の語呂が変わるためにオリジナルのように見えるのです。つまり、「日本語のうぃきぺでぃあをそのまま使うとか、ちょっと検索されたらすぐバレるのに、馬鹿じゃないの?」ということです。
 もちろん当著者がそんなことをするはずがなく、うぃきぺでぃあを引用に使うなら日本語、英語、辞書併用のドイツ語など、3つか4つのページに同じ真理が掲載されていたという引用方法でしか他人に披露したことはありません。もちろんそれぞれ語られているトピックがズレていることが多く、真理を探すためにはそれなりの労力が必要という点で前述の馬鹿の一つ覚えのコピペとは違うことへのアピールです。ただし、その点を評価してもらえるかは、それ以前に披露する相手が評価してくれるタイプなのかどうか見極めておく必要性があります。

 訳文内に引用リンクが貼られていますが、自分でソース元、リンク先に行って見てください。しかし、ユーモアに欠けるアンサイクロペディアの内容じゃないようの「ウィキペディアにおいて削除を免れた悪ふざけとナンセンス」にある脚注1

ウィキペディアンといえども大多数は素人であるから、出典を示すよう要求された場合には、一般人には入手困難な専門雑誌や論文・大学紀要の類や、全国各地の実在する図書館や博物館が独自に採取した資料などを、それっぽく適当に挙げておけば良い。ある記述が事実でないことを示すには、ウィキペディアンたちはそれらの資料に当たらなければならないため、実際的には検証できない(即ち、事実でないことを明確に示せないので削除依頼が通らない)のとほぼ同じだからである。
例えばwikipedia:ja:腰越漁港#参考文献では「『津村腰越旧志・中』(金子八郎右衛門 編著、篠田健三 現代語訳、考える市民の会 発行、1997年)(非売品、鎌倉市腰越図書館所蔵)」とか「鎌倉市腰越図書館の収集による新聞資料」などが参考文献として挙げられているが、その資料が実在しないことを証明するためには、実際にこの図書館を訪れなければならない(ウィキペディアにおいては、公的施設等への電話取材はタブーとされている)。その図書館の近所に住んでいるウィキペディアンが他にいるという僅かな可能性を除けば、この参考文献が偽物であるということは誰にも証明できないのである。
さらにWikipedia:ja:三井理峯#著書など、原著に触れることが絶望的な著書についても触れることがある。このように、もっともらしい理由をつけて、一般人には既に検証不可能な状態にあると言い張ってしまえば、架空の資料をでっちあげることも容易となる。

とあるように信憑性については汁かヴォケぇということです。
 大学の教授や准教授の名の下に仕事しねぇ連中は、「なぜうぃきぺでぃあを使っちゃいけないか」なんて「信憑性に欠けるから」の一点張りで、詳しく教えてくれません。普段のレポートや論文には論理性を求めるのに、使っちゃいけないことに理由を添えるという論理性に基づく説明がされないんだもん、もうお前らカス扱いして良いよね?状態なのはきっと多くの人には知られていないことでしょう。名誉欲に縋る新しいことを調べられない、仕事できねぇ連中というのは概してそんなものです。つまり「信憑性がないから」という理由も「どっかからの受け売り、コピペじゃん」というツッコミを入れる輩が出てきても良いと思うんだということです。
 あとここまで言っているのに、どっかのうぃきぺでぃあんがこのエントリー内容の訳文そのまま日本語の「釣り竿」にコピペしたらそれはそれで笑えますけどね。それにしても例の如くうぃき内の広告が50音順になっていない(中立性に基づいていない)ところを見ても酷い(笑)
 そして、これを執筆したがまかつ好きのうぃきぺでぃあんは、釣り竿の機能の1つを「衝撃によって釣り糸が切れないようにするため」としていますが、これに納得しているのが妙な気がしています。糸が切れるのは糸の強度が限界点を超えたためであって、竿の弾力というクッションがあったところで切れるということです。むしろ英語では、Actionの項目に"When the line weight used greatly exceeds a rod's specifications a rod may break before the line parts. When the line weight is significantly less than the rod's recommended range the line may part prematurely, as the rod cannot fully flex to accommodate the pull of a given weight fish."と「適切なラインを使うこと。ラインが太すぎるとロッドが折れる、ラインが細すぎるとラインが先に切れる。」とは書いてあります。つまり、ロッド・パワーとラインの相関であって、ラインだけを脆弱に説明しているのは変だということです。まず最初に糸が細く作られているから切れるという考察は、日本とUSAでの「釣り」に関するイデオロギーの相違なのかと疑問に思ってしまいます。ついでに、日本語のそれには引用がないころから削除要請ができるけれど、「ウィキペディアン達の終わらぬ戦争」や「ウィキペディアと病」にあるように時間の無駄です。

 本題ですが、Egypt,Chinaは東洋だし、Rome,Englandは西洋だしで、具体的にどこの国で製造されていたロッドはこういったものといった詳細は不明なままであることが指摘できます。
 20世紀に入って最初に使われた新素材は鉄だというのも、この時代のアンティークに手を出している人たち以外にはあまり知られていないのではないでしょうか。むしろ、特にバス釣り好きを自称する連中は歴史なんてどうでもいいとか考えている愚かな性質を持っている偏見もあります。
 そして驚くべきなことに、30年以上前にグラファイトの普及によって市場から姿を消したボロンを10~20年ぐらい前のロッドに採用したというのも妙な話です。つまり、リンク先で語られているように「高価なボロンを素材に加えることで、ロッドの製品単価を上げられる」以外の何物でもなかったわけです。そもそも1913年のsteel rodが普及しなかった理由を考えれば明白なことです。
 なぜcarbon fiber,graphite fiber, carbon graphiteといったグラファイトが安価だったかといえば、ご存知のように飛行機の機体は・・・といった大きな需要があったためです。つまり、釣り竿に使われるのなんて端材であって高価なものでも何でもないのです。
 そこから、なぜあんなにも売価に馬鹿高い価格がつけられるかというと、素材はスゲー安いけれど、それを真円でテーパー状に巻き上げてロッド・ブランクにする技術にコストをかけているというのが真理です。釣り以外にそんな技術の大きな需要があるはずもなく、釣りにしか需要がないことから技術革新するための費用は釣り人からしか基本的に得ることができないのです。似たような技術でゴルフクラブのシャフトもありますが大きな需要ではありません。

 USAでは、Kistlerが日本の悪しき文化を見習ったかのように毎年のようにモデルチェンジを繰り返すことを始め、数社がそのトレンドに乗っかっているのを除き、基本的に高価格帯は定番として売り続けられます。しかし、最も売れるのは$100未満、つまり$50-60といったロッドです。低価格帯で利益を上げながらも高価価格になり得る技術革新ができるというのがUSA製品の利点です。対して日本では、高価格帯により上乗せした価格の製品を少数売って利益を得て、次の技術革新を図るという・・・。もちろん最新技術でつくられたロッド・ブランクはUSA製品と遜色のないものですが、先に述べたように売価が馬鹿高いということだけです。先に述べたように需要がその1点にしかないのだから仕方のないことなのです。
 日本製品でもUSA製品でも、製造国は基本chinaですが、どちらにでもあることですが、高価格帯で価格だけの粗末なロッドが存在します。つまり、この点に関して値段に相応しくないものがあると国別で比較することはできないのです。日本に居るから日本のそれが印象強く見えてしまうだけで、視点を変えればきっと見え方が変わります。

 現行のグラファイト製中空ロッド・ブランクスの技術は40年ほど前に作られたことになります。ついでに1960年代の投資というのは宇宙産業への投資が考えられます。71年の繊維研究からわずか6年でボロンが市場から追い出されたことを考えるとその技術革新の速度は異常であるようにも見えます。アポロ計画の無謀さがそれを具現しているでしょうか。つまり、この時期に現在のロッドの基本が形成されたわけです。ついでにそれまでのファイバーグラス・ロッドは中実です。
 ただし、釣り竿の基本構成を考えると200年ほど前にガイド付きのロッドは完成していたわけです。そして、アクションやbending curve,テーパーと呼ばれるものは、the six strips of Calcutta caneという6角に剥ぎ曲がり方を人為的に作ったことから、165年前に形作られたことになります。いずれにしてもbutt, midsection, tipといった3セクションの必要条件は変わっていません。

 それにしてもこんな幅の狭い技術がロストテクノロジーとならずに今までよく生き伸びてきたものです。それだけの強いこだわりが、それぞれの時代にあったということなのでしょうか。とりあえず、日本ではまず語られないfishing rodの歴史をこのように見ようとする意図から、何が全てに共通していることなのかといった分析をしていくと、現行のロッドに必要なことを既に理解している人からすれば、確実に100年以上変わらない基本が歴史にあるということを学ぶことができるはずです。
 基本的に「糸張りテーパー」と「糸フケテーパー」の違いを理解していないうちに上記を読んでも何も得るものはないかもしれません。

 訳していないところは、引用不足でいつ内容が変更されるか分からないので割愛しました。IM/Modulusはwikipediaじゃない表記になっていて面白いことになっていますが、事実関係が微妙なので訳していません。大事なところだけつまむなら「IM6とIM7を比較してIM7だから優れたロッドというわけではない。なぜならクランクベイトに硬いロッドは好まれず、それぞれの釣り方にそれぞれのモジュールで適したものがある。」ということです。弾性率が高い方が良いと思っているのは概して日本人ぐらいだという偏見があります。
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